カサゴはデイ&ナイトお手軽なライトゲームターゲットである。漁港周りの足元にほとんど確実にいるのだが、反応させるための手は必要となる。それで釣れなければ見切りだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
カサゴはどこにでもいる?
よほど釣り荒らされている場所でない限り、カサゴは足元に、まず1尾はいる。ある程度の大きさで群れる魚でもあるので、大型が1尾いれば、そのエリア一帯で10尾までは狙える。
ではどういう理由で食ってこない日があるのだろう。実際、まったく食わないことも多いのだ。答えは、活性と密度としかいえない。活性は潮とベイトの条件により、密度はその場が岩礁帯のような変化に富む地形、カサゴのホームなら絶対的に多く、あまり変化のない護岸沿いにはやはり少なくなりがちだ。
ともあれ、いる・いないの判断は、「基本いる」ですべて通そう。メバル、アジ、共に反応しないときは、同様に活性も低いだろうが、カサゴはなんとか一尾は釣ることができる。
大きめワームで狙う
では、「基本いる」のに反応しないカサゴを、どうやって誘うか。
これは低活性・高活性のときを問わず、ワームの物感である。ボリュームだ。カサゴはその他のライトゲームターゲットと違って、大きいものに食いつきやすい。30g、40gのジグにも食うのだ。ワームだってある程度大きくした方が、カサゴに関しては確実に反応がいい。
釣れないからワームを小さくする、これはアジ・メバルの考え方で、カサゴは逆となる。アタリが出ないときには、大きくして誘う。これでともかく、触ってくるはずだ。
乗せきれないアタリは、ジグヘッドの調整で合わせる。ワームの尻尾を噛んでいるようなブルブルッとしたショートバイトは、ハリを大きくして、口元までハリ先を持っていく。さらに、ワームが吸い込まれやすくなるように、ヘッドのウェイトをなるべく軽くして底をサーチしよう。
ハードルアーにも好反応
また、ワームにスレているカサゴは、実はハードルアーにかなり反応する。目先を大きく変えてやるのだ。マイクロメタル、メバル用ミノーなどを使って、底や壁にタイトに攻めてみよう。