今回はシーズン前の黒目川の様子を見に行きました。タックルや釣り方と合わせてご紹介したい思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターかやまあつみ)
今年の黒目川の状況
シーズン前でしたが、最下流域から上流の東久留米市側まで、自転車で周りながら少しばかり竿も出してみました。全体的には、まだ水量が少なく魚の活性も低い状態でした。
釣りをしている人は少なく、最下流部の新河岸川との合流点付近と朝霞市の東武東上線付近、上流部の支流である落合川で若干の釣り人がいるだけでした。
上流域
落合川との合流点より上流では、西武池袋線下のトロ場で実際に竿を出してみたところ、活性は低いものの2匹のアブラハヤを釣ることができました。
実際にはもう少し釣れたのですが、スレバリなので何度か小型サイズが落ちてしまいました。ここでは約30分の滞在にとどめ、他の場所を探りました。
もう少し上流の左側に団地があり、湧水が流れ込んでいる場所では10~15cm位の魚が群れを作っていたのですが、水量が少なく魚も警戒していて釣りにはなりませんでした。
別の日に支流の落合川を調べてみると様子が一変し、魚の活性も高く30分で10匹程の釣果、黒目川合流点近くはアブラハヤ、少し上流ではカワムツが釣れました。落合川は湧水が多く1年を通して水温と水量が安定しているからか、川虫もよく育ち、魚もよく太っているようであります。
エサはサシや魚肉ソーセージ、パンなどでもOK。ハリは軸の細い小型渓流バリを使いました(袖3号位の大きさ)。
上流域下方
新座市辺りは堰堤とまではいかないものの、少し大きな落差のある流れになっているところがあり、ところどころ多少の深みがありました。魚がいそうなところで竿を出してみたのですが、多少のアタリだけで食いついてはくれませんでした。
岸は護岸で守られており、河原があるところは少ないのですが、水面とそれ程高低差が無いので釣りにくくはありません。もう少し下ると護岸がかなり高くなってきて足場もほんの少ししかなく危険なので、釣りは控えるべきだと思いました。
中流域
関越自動車道をくぐり更に下った黒目橋まではやはり護岸が高く釣りには適さないのですが、その黒目橋から下流は護岸が低く釣りやすいです。黒目橋のすぐ下には渓流に似たような流れと深場があり、少しだけ竿を出してみましたが、何回かのアタリのみで実際には釣れませんでした。ここでもまだ活性は低いようです。
少し下っていくと東武東上線の陸橋下になりますが、この付近は多少川幅も広く中州もあります。ここでも水量はまだ少なく活性は低いようでしたが、浅瀬でシラサギたちが頻繁に魚を食べていたので「魚はたくさんいる」と確信しました。岸近くの「ワンド」の中には十数匹のカエル、穏やかな水面には、カモ類の群れがいました。