今回はシーズン前の黒目川の様子を見に行きました。タックルや釣り方と合わせてご紹介したい思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターかやまあつみ)
下流域
別の日に最下流の新河岸川合流点に行ってみると、50代位の男性と10歳位の男の子が釣りをしていました。
ブッコミ釣りで大物&小型スピニングタックルで小物狙い。釣果は「ニゴイ2匹」と「ヌマチチブ10匹」。
話を聞くと「ここ黒目川と新河岸川合流地点でも潮の干満による水位の上下が激しく、この付近ではコイ、ニゴイ、フナ、ナマズの他、ウナギ、スズキ、ボラ、ハゼ、など海の魚も釣れます、黒目川は水がきれいなので、そうした魚たちが上っていく姿がハッキリと見えます。」とのことでした。
男性に「上流域にニジマスがいた話」をすると「実は、」といいながら数日前に少し上流でかかったという超大物のスマホ写真を見せてくれました。「エサ釣り中にやってきたので、ルアーに切り替えて釣り上げたニジマスです。58cmありました。どこからやってきたのでしょうね?」と笑っていました。
楽しい話を聞かせてもらったところで、少し上流の東武東上線陸橋下までの間で竿を出してみました。
少し水深のあるトロ場でミミズをつけて流すとわずかなアタリ。何やら大型サイズがかかり勢いよく竿がしなったのですが、細軸の渓流針が伸びて外れてしまい、何がかかったのかはわかりませんでした。
その少しだけ上流に行くと、鯉の群れとは別に、かなり大きなマス類のような魚影が見えました。
これからの気温上昇に期待
あまり魚が釣れない時期でも、「シラサギ類」達はいつものように水深数センチの場所で一日中小魚を捕食していました。
この川には魚がたくさんいると思いました。因みにシラサギ達もよく見ると「ダイサギ・チュウサギ・コサギ」と別れていて、クチバシの色などで見分けることができます。
テンカラ玉ウキ釣りでは細軸の小型渓流スレバリを使用しましたが、大物がかかると伸びて外れる結果に。残念だった反面、竿が折れてしまうこともなく、かえって良いかもしれないと思いました。
今回は、シーズン前の黒目川流域の全体像を大まかに把握する目的での、駆け足調査となりました。もう少し暖かくなったら、これらの経験を活かして好釣果につなげたいと思います。6月1日からはアユ解禁なので、挑戦してみようと思います。
<かやまあつみ/TSURINEWSライター>
黒目川
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