葉山鐙摺港の秀吉丸では、凪の日限定で沖のコマセ五目に出船している。今回は3月5日の釣行レポートと、速潮時の「1旋回1投入」の攻略法3選を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古谷健太)
「1旋回1投入」攻略法
さて、今回は高速潮による1旋回1投入をいかにミスなく行えるかが最重要なテーマであった。仕掛けを回収し、オマツリしていればそれを解き、エサをつけて、コマセも詰めて……とやっていては次の投入に間に合わず一回休みを食らってしまう。では、どうやって投入機会を無駄にしないようにするか?
2組の仕掛けを使用
今回私は常に2組の仕掛けをローテーションすることで投入機会のロスを防いだ。
秀吉丸さんでは船縁にマグネットが埋め込まれており、そこに仕掛けを置いておけば風で飛んでいくことはない。これを利用して、投入後にタナセットを終えたら、仕掛けをもう1組用意し、船縁に並べエサもつけて置いておくのだ。そして、仕掛けを回収したら船縁にセットしておいた仕掛けに付け直してしまうのである。そうするとこで既に次の投入準備が完了しているので、投入時のイトがらみさえ気をつければ投入回数を減らすことはない。
また、回収した仕掛けが絡んでいても次の次の投入までに解いておけばいいので、焦る必要もない。ただし、解くのに時間が掛かりそうであればどんどん新しい仕掛けを使うことも厭わない方がいいだろう。
つけエサの準備も
少しでも手が空けば、形のいいオキアミを選び出して尾羽を切って準備しておくといいだろう。深めのタナまで仕掛けを下ろすことになるため、しっかりとハリにつくオキアミを見つけ、ハリに真っ直ぐにつけることで、仕掛けのヨリを防げ、結果的に手返しがよくなってくる。
仕掛けの「ヨレ」に要注意
今回私はヒメの猛攻を受けたが、ヒメが食ってくると決まって仕掛けが恐ろしくヨレていた。ヨレの酷い仕掛けはすぐにかえてしまった方がいいが、毎投かえていると流石に消費が激し過ぎる。上述した手返し手順で行っていけば、手が空く時間帯が確実にできるので、そんな時はヨレてしまった仕掛けを伸ばすなどしてトラブルなく釣りができるように心がけよう。
<古谷健太/TSURINEWSライター>