『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説

波止やサーフで釣るのが一般的な投げ釣りだが、地磯や沖磯で釣る「磯投げ」なら、人が少なく魚影も濃いフィールドで楽しむことができる。今回はそんな磯投げについて解説したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

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長谷川靖之

大海原に向かってのフルキャスト!どんな魚が釣れるか分からないワクワク感が投げ釣りの最大の魅力です。そんな投げ釣りの魅力を皆様にお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします。

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磯投げの注意点

最後に磯投げでの注意点を紹介したい。

三脚の設置

投げ釣りは2~4本のサオを出して置き竿でアタリを待つ釣りである。これは磯投げも同じであり、防波堤での投げ釣りと同様、サオを置くための三脚を設置することになる。砂浜や防波堤だと地面がフラットなので三脚の設置に苦労はないが、磯の場合上手く水平になるように三脚を設置するためには足の長さを微妙に調整しなければならない。また多少の力では三脚が倒れないようにしっかりと据え付けなければ、アタリがあった時などに三脚が倒れてトラブルの原因となる。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説三脚の設置には気を付けよう(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

忘れ物

これは磯に限った話ではないが、渡船を使う場合「忘れ物」には要注意である。渡船が出船する港から磯までの距離が近い場合や、定期的に見回りに来てくれる場合は取りに帰ることも可能だが、磯釣りの場合は20~30分くらい走ることもザラにあるので、忘れ物は致命的である。

十年ほど前、クラブメンバー3名で水島諸島に釣行した。メンバーのうち1人が事前に全員分のエサを購入してくれ、彼のクーラーボックスにエサを入れてくれていた。いつもは出船前にエサを分けるのが当たり前なのだが、なぜかこの日は3人とも失念してしまっていた。3人がバラバラの磯に渡った後、いざ自分のクーラーボックスを開けてエサがないことに気付き目の前が真っ暗に。

渡船は既に10km以上先の港に向けて走っており、船長に電話をしても出てくれない。幸いなことに、その日はその後船長と電話が繋がり、3時間後の第2便があるとのことで、無事にエサを届けてもらえたが、もしそれが無かったら夕方から朝まで海を目の前にして指を咥えて座っているしかなかっただろう。

「蚊」対策

特に夏場、地磯で夜釣りをする場合の蚊対策は万全を期しておきたい。蚊取り線香、虫よけスプレー、殺虫スプレーの三種の神器は必須である。耳元で羽音が聞こえたり、あちこち刺され始めたりすると、釣りに集中できなくなる。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説日本海の磯で仕留めたクロソイ(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

<長谷川靖之/TSURINEWSライター>