3月1日、山梨県南都留郡富士河口湖町にある精進湖へワカサギ釣行。終始底層拾い釣り時々群れの釣りで数を重ねた結果、418尾と状況のわりに楽しめたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
精進湖でワカサギ釣り
今回の船宿は精進湖にある湖畔荘。同店ではボートでのワカサギ釣りが可能であり、ボート桟橋から10m付近のすぐ近くのポイントで釣りが可能だ。
とにかく船頭さん、女将さんの接客対応が素晴らしくとても親切な船宿なので、私も3年前に初めて訪れてからは精進湖でワカサギ釣りならこちらで楽しむことに決めている。初心者にも優しく、釣果もきちんと確認してくれてベテランさんも納得の釣場である。私にとっては頼もしく心強い安心な船宿なのである。
最近の傾向と釣果
店主より受付時に「2日前から状況が変化して、日を追うごとに群れの数が減少している」と聞いた。1週間前は1007尾が底群れの釣りで上がった。その時とはまた違い、とにかく1日通して厳しいようだ。精進湖全体的に釣果が落ちており、竿頭で200尾から400尾とそれなりではあるが、釣果を伸ばすには多少のヤル気が必要だ。
今回のタックルは、自作先調子竿35cmにバリバス延長アダプターを取り付けて、ダイワの電動リール。仕掛けは自作仕掛け8本針袖1号と下針構成が2本分、オモリは多点を考慮して3号でエサは紅サシと白サシを2袋ずつ用意した。
午前中は激渋
出船後ロープにボートを係留して魚探を付けてみると反応が薄い状況。準備中も群れが入ることはなく、開始より渋めの底釣りで対応するしかなさそうだ。激渋状況に悶絶していると7時30分頃に少し底群れが入るも、タナに仕掛けを入れるだけではなかなかアタリが出ない。
朝イチの激渋状況への対応方法を紹介しよう。
誘いは必須
朝イチの底群れはタナに入れるだけでは食わない事が多かったため、毎回誘いを入れてアタリを出していく努力が必要である。
アワセも入れる
アタリも小さく、誘い後に即アワセしないとなかなか掛からない。タイミングはその時々で違うのだが『誘いがアワセにもなる』ので、実際誘いを入れてれば掛かることも多いが、アワセを入れないで電動リールの巻き合わせだとバレてしまう事が多かった。
エサは半分にカット
サシカットは毎度行い小さく最低でも半分に切って対応した。カットしないで誘いを入れてもアタリは出てくれるが、アワセても掛からない場合が多く感じた。
挽回するも再び沈黙
気温が上がりだすにつれて底層の反応も途切れ途切れのワカサギから常駐ワカサギへランクアップだ。常駐している時間は1時間程度であるが、地味な2点掛け、たまに3点掛けもあり11時には220尾まで伸びた。このまま続いてくれればと願うも、また魚探は沈黙モードに。
やはり産卵期なのだろう。層の厚い群れが来ても2往復が限度であり、なかなか伸び悩む釣りである。時間の経過とともにマヅメ時に期待しつつも激渋の拾い釣りを楽しんだ。