春とは名ばかりで今だ厳しい釣りを強いられる埼玉県の野釣り場。とくに平場はもうしばらくのガマンだろう。そんな時期には、継続放流が行われ魚影が濃い準山上湖が面白い。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース・伊藤さとし)
間瀬湖概況
本庄市にある間瀬湖なら桟橋が完備されているので、釣り台要らずで手軽に釣りが楽しめる。今回は西岸にある一力桟橋をメインにガイドしよう。
2月16日現在、水位は満水で水色も良好。ただし釣況にはムラあり。理由は天候。雪がちらつくほど冷え込んだかと思うと4月を思わせるほど気温が上昇する日もあるなど、魚が天候に振り回されている感がある。
中型メインではあるが新ベラ放流もされており既存の地ベラも加わり魚影は申し分ないので、可能であれば天候が数日間安定した折での釣行がベストであろう。
なお一時期人気を博していたワカサギの舟釣りは時期的に終了し、今なら湖面を独占できる。風予報をチェックして、穏やかな日和なら舟釣りを候補に入れても面白いかもしれない。ただし桟橋釣りほどエサ打ちがされていないのでアタリ出しに時間を要するかもしれない。
ポイント
陸釣り、舟釣り、桟橋釣りと多様な狙い方が可能な間瀬湖だが、この時期は桟橋釣りがメイン。釣り人が集中する土日などは”人災”が発生するほどの人気だ。
下流から順に東家、かわせみ、山水と東岸には3本の桟橋が並び、西岸には一力桟橋のみ。
両面とも一長一短があるが、日差しのぬくもりを早い時間から感じられるのは西岸にある一力桟橋だろう。さらに水深も竿21~15尺いっぱいと変化に富む。着き場が変化しやすい早春のこの時期には、打ってつけの桟橋と言えるだろう。波よけパイプが等間隔に常設されているのもうれしい。