【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリア

【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリア

いよいよシーズンインした渓流のアマゴ釣り。今回もホームグラウンドの岐阜県郡上市は長良川郡上の本流エリアのポイントを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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淡水の釣り 渓流釣り

昨年の状況

昨年の本流アマゴの状況を振り返ってみよう。昨年はコロナ禍で渓流釣りが解禁した。2月、3月は普通に渓流釣りに出かけていたが、緊急事態宣言が全国に出されたのが4月16日。そのため釣りに出かけたのは4月中ごろまでとなり、再び本流でサオを出したのは6月以降になった。

昨年の長良川は、本流釣りの当たり年だったと言ってもいいと思う。本流は魚影が濃く、型も良かった。4月の桜が咲くころには、本流各所から吉報が聞かれた。

6月に入ると長梅雨でアユには最悪だったが、アマゴには最高の状態でエサ、ルアーともに尺超えのアマゴが各所で釣れた。こんな年は珍しい。しかも長梅雨の影響で、7月後半まで釣れた。

郡上美並の粥川出合い

粥川出合い付近は、大石や岩盤が連なるダイナミックな荒瀬。上下に大淵を備えた超一級ポイントだ。毎年ここで私自身も良型のアマゴを仕留めている。

【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリア粥川出合い(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

このポイントに限らず美並エリアは平水、または渇水時に釣行するといい。基本的に水量が多く川幅も広いので、渇水でちょうどいいぐらいだ。大岩が点在し、その大岩周りが必然的に好ポイントになる。

【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリア大岩が点在する(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

大岩によってできるヨレや石裏がポイントなるが、見逃せないのが岩盤の掘れ込み。その掘れ込みにデカいアマゴが着いている。右岸側に広い駐車場があるので入川は容易。釣れなければすぐにポイント移動可能だ。サオは長ザオが有利。仕掛けは太めがお勧め。エサはクロカワムシがいい。

郡上大和の杉ケ瀬

杉ケ瀬はアユでも有名なポイントだが、アマゴでも好ポイントなる。3年前の7月豪雨で、長良川の各ポイントは変化した。良くも悪くもなったが、今回紹介する杉ケ瀬はアマゴにとってもアユにとってもいい感じに変わったと思う。

地形変化増えた上に瀬の中に深みも増えた。当然その深みにアマゴは居着く。杉ケ瀬ヤナ前の流れ込みは見た目ほど釣れない。釣れるのはそれより下流になる。

【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリア桜満開の杉ケ瀬(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

右岸左岸ともにサオ出しが可能で、足元から慎重に探っていきたい。瀬の全面がポイントなので飽きない。サオは6~7mで細かく探りたい。水中イトは0.175~0.2号のフロロカーボンラインで十分。エサはキンパク、ヒラタがいい。

駐車スペースは両岸にあり、アプローチがしやすいのもうれしい。桜が咲くころには両岸の桜並木がきれいに咲き誇り、気持ちが良い。桜が咲くころにぜひサオを出してほしいポイントだ。

【東海2021】渓流アマゴ好釣り場:長良川郡上本流エリアうまくいけばこんな釣果も(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

長良川は激戦区のため、思ったように釣れないことは結構あると思う。しかし苦労するからこそ手にしたときの感動は大きく、記憶に残る思い出になる。さあ長良川の本流アマゴがあなたを待っている。もちろんコロナ対策も忘れずに。

<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
長良川本流
問い合わせ:郡上漁協=電話0575(65)2562 清水釣具店=電話0575(65)4740
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年2月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。