2月4日、日立港久慈漁港の釣友丸を利用して、茨城沖で冬の定番になってきたタチウオをルアーで狙った。グッドサイズばかりを17尾釣獲できたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)
釣友丸でルアータチウオ
茨城沖で冬の定番になってきたタチウオ。東京湾とは違い、夏に攻められることがないので、スレていないうえ、ドラゴン級主体なのだから人気は高い。「今シーズンも群れが現れた」と聞き、2月4日(木)、日立港久慈漁港の釣友丸からルアーで狙った。
久慈漁港に5時集合。港にはヒラメ狙いの人が目立ち、同宿のもう1隻もこの魚を狙って常連が乗り込んでいる。
受付で大船長から「先週のタチウオはすごかったよ! もう落ち着いてきちゃったけど頑張ってね」のひと言。どうやら先週ほどの釣果は期待できなさそうだ。タチ狙いの第2釣友丸は5人が乗船、私は右舷胴の間に入る。
開始早々指5本サイズ浮上
「北に走ります」と若林一・若船長からアナウンスがあり、強風のなか中速で走り始めた。航程1時間で到着。
爆風ともいえる北西風を浴びながらスタート。水深は50mだが、投入したメタルジグは40m手前でストップ。着底することなくタチウオに食われた。慌てて巻きアワせるとなかなかの重量感。リーダーをつかんで「よいしょ!」っと引き抜くと銀色きらめく指5本。
片舷3人なので広々。釣った魚は足元に横たわらせたまま、船のパイプから流れ出る海水に浸らせておく。この時合いを逃さず次々釣ってしまおう。横を見ると常連の大山さんがどんどん釣り上げている。
手返しの速さが重要
このエリアのルアータチウオはジグを落とせば誰でも釣れる。誘いやアワセの技術より、手返しの速さが数を伸ばすコツ。
ハリスを切られないような工夫があるといいだろう。「食いがたっている時間帯は、なるべくフォールでアタリをださないようにするとラインにダメージが付きにくいですよ」と船長。
テールフックのみで釣ったほうがリーダーをカットされにくい。トラブルなく続けることが好釣果になる。
大型ばかりで上げてくるまで時間はかかるが、それでもアッという間にツ抜け。
テンヤで特大サイズゲット
テンヤで狙う右舷トモの常連は数がでなかったものの、指6本の特大を数尾仕留めている。
食い渋りの時間帯に入るとフォールで誘いながらポツリポツリと数をかせいでいく。大型ばかりではなく指4本の中型が交じるように。