遠征釣行の基礎知識:「釣り竿」飛行機持ち込みルール 梱包方法に注意

遠征釣行の基礎知識:「釣り竿」飛行機持ち込みルール 梱包方法に注意

今回は、釣りザオや釣り道具を飛行機に持ち込む際の注意点を紹介します。これから遠征釣行にトライしてみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・宮崎逝之介)

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宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

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遠征釣行時の釣り具運搬

飛行機を利用して遠征釣行に出掛けるとき、釣りザオや釣り道具を遠征先までどうやって運搬すべきか?ズバリ筆者のおすすめは「飛行機に持ち込むこと」です。ほとんどの釣り具は飛行機に持ち込むことが可能です。もちろん規定重量以内であれば費用は無料です (LCCなどは有料の場合あり)。

ただ、アイテムによっては寸法・規格・数量などの制約があったり、座席には持ち込めるけど預け入れはできなかったり、その逆のアイテムがあったりします。中にはそもそも飛行機には持ち込めない物もあります。

しかし、そのあたりの情報を前もって整理してタックルを準備しておけば、安心して遠征釣行に出掛けることができます。この記事では筆者の体験をベースに国内線を前提に注意点をまとめてみました。今回は、「釣りザオ編」です。

遠征釣行の基礎知識:「釣り竿」飛行機持ち込みルール 梱包方法に注意釣り具は飛行機に持ち込んで運搬するのが一番(提供:WEBライター・宮崎逝之介)

釣りザオは飛行機に持ち込める?

細長くて繊細で破損しやすい釣りザオですが、しっかり条件さえクリアしていれば問題なく飛行機に預けることが可能です。筆者は10年以上ほぼ毎年のようにいろんなエリアに遠征釣行に出掛けていますが、飛行機で釣りザオを運べなかったことは一度もなく、大きな破損も一度もありません。さすがに座席に手荷物として持ち込むのは超コンパクトなパックロッド以外は無理なので、基本的に預託荷物として輸送してもらうことになります。

最終目的地まで複数の飛行機を乗り継ぐ場合でも、出発空港の搭乗カウンターで乗継便のチケットを提示すれば、特別な事情がない限り最終目的地まで連続して釣りザオを預かってもらえます。

釣りザオはスポーツ用品の扱いとなり、原則として輸送中の破損に対する航空会社の補償はないので心得ておく必要があります。

遠征釣行の基礎知識:「釣り竿」飛行機持ち込みルール 梱包方法に注意条件をクリアしていれば飛行機に持ち込める(提供:WEBライター・宮崎逝之介)

機内へ持ち込める条件

機内持ち込みの条件は明快です。それは長さが航空会社の預け入れ荷物の基準を満たしていることのみです。

この場合の「長さ」は決して釣りザオの全長という意味ではなく、パッキングした状態での長さになります。なので、1ピースロッドであれば当然ロッドの全長プラス梱包材分の長さになりますが、2ピースや3ピースのロッドであれば分割できるため寸法を抑えることができます。

余談ですが、最近は2ピースや3ピースのロッドでもクオリティの高いものが増えてきていますので新調する方は検討してみてもいいと思います。

各航空会社の「目安の長さ」

釣りザオは、大手航空会社2社では通常の手荷物とは別の「大きな荷物」というカテゴリーに分類され、機体ごとに「搭載可能な長さの目安」を設定しています。「目安」というのは絶妙な表現で、ANAとJALのホームページには「目安の長さ以内であっても搭載状況によってはお預かりできないことがある」という感じの文言でアングラーを不安にさせてくれます。

具体的な長さの目安(2021年2月5日時点)

・ANA:機体による搭載可能長さの目安 160cm~400cm
・JAL:機体による搭載可能長さの目安 200cm~400cm

航空会社により、また機体によりだいぶ差がありますね。

一番条件が厳しいのはANAのプロペラ機のボンバルディアクラスで、荷物の長さの目安が160cmです。対馬や五島列島の福江島などに飛ぶ機体です。とかく離島は小型機しか乗り入れてない場合が多く「長さの目安」が厳しい場合が多いので注意が必要です。

実際に遠征に出掛ける場合は、事前に搭乗予定の機体を調べて、航空会社のホームページなどで「搭載可能な長さの目安」や最新情報を確認しておきましょう。

遠征釣行の基礎知識:「釣り竿」飛行機持ち込みルール 梱包方法に注意長さは航空会社、機体により差がある(提供:WEBライター・宮崎逝之介)

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