【大阪南港2021】厳寒期のクロダイ攻略術 狙っては釣れないもの?

【大阪南港2021】厳寒期のクロダイ攻略術 狙っては釣れないもの?

クロダイ(チヌ)、キビレの魚影が濃い大阪南港では真冬でも彼らが登場する。狙って釣ることは難しいが、ライトゲームのゲストとしてよく襲来するので準備をしておこう。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ラインセッティング別の攻略法

以下、ラインのセッティング別の真冬のチヌ・キビレの攻略法である。

PEラインでのやり取り

PEラインの場合、0.25~0.3号を使用していれば確実に獲れる。ドラグを緩めに入れ直して、魚をじっくりと泳がせよう。白身の魚はそのうちにバテて上がってくる。水面に浮くと暴れることがあるが、それ以上水中に突っ込む力を失くすと、ただ浮いたままの状態となる。

そこまで弱らせてはじめて、ドラグを少しだけ締めて、ランディング可能な足元まで寄せてくる。そして、タモ入れ直前は必ずドラグを再び緩くする。サオ先とラインとの角度が90度に近いところが、一番ドラグが効かない。何かの拍子に外れるので、緩くして入れる。

エステルラインでのやり取り

エステルラインの場合、0.3号あれば間違いなく獲れる。0.2~0.25号は、0.25号ならほとんど確実だが、0.2号はかなり大事にいかなければいけない。0.2号はほとんどアジング(または管釣り)専用なので、張力限界は1lb程度で、非常にもろい。ドラグの調整が少しでも強く入っていると、ラインブレイクする。

取り込みには5分かけるイメージでいこう。泳ぐうちは泳がせておけばいい。ドラグを緩め緩めに設定しておけば、まずブレイクすることはない。バテて浮かんできたら、ドラグを少しだけ強く入れ直そう。ロッドの力というよりは「腕とロッドの力」でじわーっと慎重に招くように寄せる。

取り込みに関しては、PEライン使用時と同じだ。最後の最後は緩く。これで大丈夫だ。

応用&注意点

最後にいくつか補足をしておこう。

余裕があれば「追いアワセ」を

しっかりとハリ掛かりしている自信がなければ、魚をロッドの制御内においてから、一度サオ先を軽く煽って(もちろんドラグを滑らせながら)「追いアワセ」を入れよう。これで外れない。

タモだけは必携

ライトブリームゲームでは、タモだけは必携である。これがなければ取り込みができない。

と言いながら、実は私は先日、不意に襲来した47cmのチヌを、タモを忘れていてプライヤーでランディングした。チヌは口が小さいので、フィッシュグリップでは掴めないのだ。

低い位置が近くにあるなら、そこに魚を連れていって取り込むのも手だ。

【大阪南港2021】厳寒期のクロダイ攻略術 狙っては釣れないもの?プライヤーで取り込み(提供:WEBライター・井上海生)

襲来は夕マヅメから夜に多い

チヌは夕マヅメ~夜に活性が上がる。この時間帯はヒットする可能性が高いので心の準備を。

また、3時以降とか、本当にそういうド深夜も突如掛かることがある。私も実は最初の年無し(50cm超え)は深夜に獲った。いやはや、チヌはいつ眠るのだろうか。日中も食うし……。

<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>

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