ワカサギシーズンも真っ盛りな毎年1月から3月にかけて『爆釣祭り』となる河口湖で、今季のワカサギ釣りの状況を踏まえた傾向と数釣り対策をまとめてみたので紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・なおぱぱ)
ワカサギ「数釣り」達成のために
続いて、2回釣行1000匹超え2回の経験から、数釣り達成法について紹介したい。
1.電動リールが間違いなし
ワカサギ釣りは手ばね、手巻き、電動リールでの釣りがメインであるが、あくまでドーム船内での暖かい状態での爆釣狙いであるので、電動リール一択で間違いなしだ。基本的にエリアで差はあるが深くても12m程度なので、群れが留まるこの時期に挑戦すれば、1本ザオでも1000匹超えの釣果は十分狙える。河口湖で1000匹を目指すのなら電動リールが必須だ。そして、電動2刀流で挑むに越したことはない。もちろん不意のトラブルに備えて予備の電動リールも用意しておこう。
2.釣り座について
ドーム船内での一人あたりの釣りスペースは限られており、外釣りと違い天井や造りにより造作や隣席同士で引っ掛かるおそれや自爆のおそれがある。トラブル対策にもなるので、事前に釣行するドーム船の釣り座の作り方などについて情報収集も必要だ。
私は、河口湖で言うならば漁協ドーム船、さかなやドーム、湖波ドームを経験しているが、どこも船内の釣り座は勝手が違う。そのため事前に行く対象のドーム船の造りをホームページなどで確認しておき『船宿ドーム船ごとに事前に自分釣り座を組み立てておく』ことが大事である。
情報がないと最悪の場合、朝から釣り座の準備にもたついてしまい爆釣時間を逃してしまうおそれもあるので、前日までに考えておこう。
3.仕掛けについて
ドーム船内は釣り座項目で説明したように船宿ごとに異なる釣り座となるので、前記を踏まえた上で仕掛けのチョイスが必要だ。理想的な仕掛けの長さは2本ザオでの場合は全長80cm程度で、ハリ数は7本バリが現在の主流である。この全長を基準としてプラマイ10cmの範囲で挑めば扱いやすく自爆する可能性も低い。
全長が短い分にはトラブルしにくく、長いと扱いにくいなるのでトラブルが起こりやすい。逆に1本ザオの場合は、1本に集中できるので全長も1m前後にしてハリ数を多くした方が釣果も伸びやすい。最近ではサオの張りがでてアタリがはっきりになる『第2の穂先なるイトオモリ』を仕掛け上に付けると、渋めの状況下もアタリ鮮明であるので、対策を踏まえてご参考に。
4.手返しについて
前記までのすべてが揃ってはじめて手返しスピードが安定する。まさに自分流数釣り対策が整った状態で『限界の実力が発揮される』だろう。手返しは、まずエサ付け、投入、アタリ、アワセ、回収、外しの順で成り立つ。
エサ付けはサシカットが必要かどうか?自爆しないように魚影のあるタナに投入できるか?アタリが出た後アワセを入れるか、魚影や状況により置いて多点を狙うか?外しは自爆しないように最速でワカサギを外せるか?と毎回の動作に出来るだけミスをしないように経験も必要だ。ココが私も毎回の課題で、いかにミスなく最速でできるか日々修行である。