リチウムバッテリーの意外な豆知識4選 飛行機内持ち込み不可の製品も

リチウムバッテリーの意外な豆知識4選 飛行機内持ち込み不可の製品も

電動リールを使った釣りには今や欠かせないバッテリー。今回はそんなバッテリーに関する豆知識を紹介する。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・前島宣秀)

アバター画像
前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

×閉じる

その他 お役立ち

電源コードによるパフォーマンスの差

リチウムバッテリーとリールを結ぶ電源コードも忘れてはならないポイントだ。ダイワ製リールにはSLP WORKSから赤いパワーコードが発売されているが、これは長さを50cmほど標準より短くして10%効率を向上されたもので、抵抗を少なくしてリールに供給される電圧が低下することを防ぐ効果がある。

残念ながらシマノからは同様のコードは発売されていない (2021年1月現在)。

ちなみに、ダイワでは電源コード、シマノでは電源ケーブル、というように呼称が違うことをご存じだろうか。

リチウムバッテリーの意外な豆知識4選 飛行機内持ち込み不可の製品も電源ケーブル(提供:TSURINEWS編集部)

宅急便発送時の注意点

東京から宅急便で送る場合、北海道は通常便なら船便扱いで発送できるが、沖縄、離島は全て航空貨物のため発送できない。

全ての貨物はX線検査されており、疑わしい荷物は船便に自動で切りかえられるので注意が必要。釣行先に荷物が届いていないなど悔しい思いをしたくなければ発送時に確認した方が無難である。

飛行機持込み時の注意点

日本の大手航空会社(ANA、JAL)では、リチウムイオン電池はワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のものは2個まで機内持ち込みができると規定されている。

必ず検査員が定格を確認するので、ラベルは見えるようにしておかなければならない。また、ラベルが無いと持ち込みできない。

大型リチウムバッテリーの場合、ダイワ158.4Wh、シマノ148Whなので、機内持ち込みできるが、ハピソンは186.48Whなので持ち込みできない。

リチウムバッテリーの意外な豆知識4選 飛行機内持ち込み不可の製品も飛行機内持ち込みにはラベルをチェック(提供:WEBライター・前島宣秀)

繋げる順番&メンテナンス

電源コードを繋げる順番としては、リチウム電池に接続してから電動リールに繋げたい。逆の順番で繋ぐと、電極にクリップを接続する時、稀に火花が出て電極のメッキが剥がれ、スパーク痕が残り錆の原因になる。

リチウムバッテリーの意外な豆知識4選 飛行機内持ち込み不可の製品もスパーク痕は錆の原因(提供:WEBライター・前島宣秀)

また、リチウム電池は化学反応が発生し難い「20度以下」で保管しよう。劣化は満充電、放電し切った時に一番進むと言われている。保管時は、30~50%程度の充電量、釣行前日の満充電がいいとされているが、私はこれでよく釣行に忘れることが多く、なかなか難しいのが現状。安いものではないので、しっかりメンテナンスしたいのだが……。

<前島宣秀/TSURINEWS・WEBライター>