1月16日、京都舞鶴湾口でジギングを楽しんだ。サゴシの連発する中、大型サワラにシーバスを仕留めた釣行の模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・田中耕二)
舞鶴湾口でジギングサワラ
この時期の日本海は、寒波で荒れることが多く、なかなか沖に出れない。16日もそんな日だった。前日は天気もよく沖出しができたようだが、当日は近海限定ジギング。ただ、今年も舞鶴湾口のサワラは絶好調で、これはこれで楽しみだ。
午前8時に河岸払い。小雨がぱらつくが風はまだ弱く、凪の海面を滑るように進む。連日、サワラフィーバーに沸くポイントの湾口60mラインに到着。反応はボトムに出ているらしい。左舷ミヨシの釣り座で定番の赤金160gのジグをスピニングタックルにセットしてスタートフィッシング。
フォールにヒットするも
着底しワンピッチで様子をうかがう。前に投げたジグが足元に寄ってくる。ジャークするジグは軽く、潮を噛んでいる感覚がない。連日の爆釣劇だったので、1投目からくると思っていたのだが、見事にスカを食らった。
ポイント移動して2流し目。180gのピンクシルバーのジグを沈める。サワラはフォールにアタることが多いので、ワンピッチ10回にロングフォールを入れながら誘う。船長からいい反応が入ってきたとアナウンスがあると、フォールするジグがピタ。ラインを巻き込みフッキングすると、ガツガツとロッドティップが震える。
軽い手応えだったので、サゴシかなとグイグイ上げてくるとフックオフ。サワラは中層で自ら上がってくるような引きをすることがあり、その際にフックオフすることがよくある。
いい群れだったのか、船中バタバタとサゴシが上がる。よくヒットしているアングラーのジグは、ショート系のシルバーゼブラ。曇天でローライトなのでグローが利くのだろうか?
緑金ジグでサワラ
3流し目、ヒットジグに寄せるか悩んだが、敢えて緑金200gでチャレンジ。ヒットしていたのがサゴシでサワラでなかったから。サゴシが多いと、サワラが食ってくるまでにサゴシがヒットする。
周りでバタバタとヒットが続くが、緑金ジグはヒットしない。次の流しではシルバーゼブラにしようと弱気になっていると、ジグの重みが抜ける。ラインを巻き込んでフッキングするとロッドが曲がる。グイグイと巻き上げるがドラグが滑ったかと思えば、フワーと浮いてきたりする。
こいつはサワラだと船長にネットをお願いしたいが、船長は見当たらない。不安に思いながらも浮かせてみるとゆら~と大型サワラが……。口元を見ると既に1本のフロントアシストが切れているが、リアフックが絡みつくようにフッキングしている。ネットは間に合いそうもないので、意を決して抜き上げた。無事90cm超のサワラをゲット。このサイズを抜いたのは初めて。緊張した……(笑)。
サゴシが入れ食いに
周りではサゴシの入れ食いの中、サワラがポツポツとヒットする。私の緑金ジグにもサゴシがよくヒットするようになった。どうやらジグの色ではサワラとサゴシは釣り分けられそうもない。ならば、数を釣ってサワラに期待するしかないとシルバーグローのショートジグに変更。
底からはヒットに次ぐヒットでサゴシが入れ食い。ボトム着底からワンピッチで誘い上げフォールを入れるとラインが止まる。いいベイト反応が入るとどこでもロッドが曲がる。隣ではシーバスまで上がった。丸々として旨そうだ。私には、大型ウッカリカサゴががっつりと乗ってきた。トモではマダイも出たらしい。ベイトに色んな魚が付いている。サゴシをリリースしながらサワラ1匹を追加。
アマダイポイントは不発
サワラ全員安打となったタイミングで、船長がポイント移動。アマダイを狙いに行くという。移動時間にサワラ対策のバイトリーダーを外しスロー用のジグをセット。
アマダイ狙いは少し沖出しした水深70mライン。アマダイは泥底に住むので、ジグをボトムにキープするように釣るのがポイント。このタイミングから風が吹きだし、加えて雨も降りだした。冷たい冬の雨、心が折れる。ここでは小型のイトヨリを1匹釣っただけで、再びポイント移動。