コロナ渦で、密にならず自然を満喫できる渓流釣りが注目されている。渓流釣りを始めようと考えている人のために、少しでもお手伝いができれば幸いだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・石橋英之)
渓流釣りの道具
まず渓流釣りのそろえる道具について。最低限必要なものはサオ、エサ箱、ビク、クーラーだ。
サオ
サオは行く河川、ポイントによって長さが変わってくるが、基本は5m前後。できれば3段階に長さが変えられるものをお勧めしたい。
調子は硬調がお勧めだが、重さや継数でも硬さは変わってくる。目安は仕舞寸法55cm前後、重量100~120g。少し硬めだが、振り込みと掛けてからの取り込みはしやすいと思う。
慣れてからもう1本購入する場合は、同じスペックで重量80~100gをお勧めしたい。軟らかいサオの方が食いは良くなる。本来サオは予備を含めて2本以上用意することをお勧めするが、できない場合は穂先の予備を用意しておくといいだろう。サオが折れては釣りにならないが、ほとんど折れるのは穂先だ。穂先は価格も安く、負担にならないと思う。
仕掛け
仕掛けは完全仕掛けで十分だが、予備も含めて多めに購入し、事前に自分のサオに合わせて長さを調整しておこう。仕掛けは図を参考にしてほしいが、オモリは2Bから4号までのゴム張りタイプがお勧めだ。
ハリは自分で巻ければハリス0.3号で十分だが、出来合いのものはハリス0・4号にハリ5号を選ぼう。予備としてハリ4号と6号を持っておくといいだろう。
便利アイテム
他にあればいいものは帽子、偏光グラス、ベスト、ハリ外し、ベルト、タモ、ナイフ、ハサミ、ヘッドライト、ウエーダー、手袋など。特に手袋は安価なものでいいので、予備を持っておくことをお勧めする。釣れた魚を触っていると、手が冷えて釣りにならないときがある。そんなときは手袋を交換すると快適に釣りができる。
また解禁日は食いが良く、ハリをのみ込まれることが多い。ハリ外しがあれば手返しが良くなるだろう。少し高いが、ダイワ製のものが使いやすい。