Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全

冬の相模湾で一番人気のターゲットともいえるアマダイ。見た目も美しく、食べても美味な高級魚です。今回は釣り方の基本と釣果を伸ばすコツについて解説します。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・近藤惣一郎)

近藤 惣一郎

医学博士・京大卒。SOグレイスクリニック院長。脳外科・美容外科専門医。DAIWA沖釣りフィールドスタッフ。ロンリー侍ドクターとして各種メディアで活躍中。

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アマダイの生態

アマダイは水深30m~200mの砂泥底の海底に生息します。生息水深はいわゆるアマダイ=アカアマダイは40m~150mと広く、キアマダイは150m~300mと深めで、シロアマダイは30m~80mと浅めになります。

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全相模湾の人気釣り物「アマダイ」(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

砂泥底の海底に巣穴をほって集団で生活する習性があり、縄張り意識も強く、他の魚が来ると、体当たりをして追い出す攻撃的な一面もあります。

産卵は9月から12月。水深70m~100mの海底で行います。この産卵が終わると体力回復の為、積極的にエサを捕食する、アマダイの釣りの時期になるのです。

相模湾アマダイの仕掛け

仕掛けは天秤2本針、全長は2~2.5m。ハリスは一般的には3号とされますが、デカアマダイを狙うなら4号ハリスが良いです。良型のアマダイの引き込みは強烈で、ドラグ調整を含め、強引なやりとりを行うと細いハリスでは切れやすいのです。

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全アマダイ釣りの仕掛け(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

また様々な外道が掛かってくるので、ハリスが細いと傷が付きやすく、いざ本命が掛かった時にハリス切れでバラしてしまうことの予防も含めてです。天秤は軟らかい(フレッキシブル)タイプよりは通常タイプでしっかりアームが固定されているものが良いでしょう。その時その時の潮や海底地形に応じ、正確にタナをとる必要があるからです。天秤は大き過ぎず小さ過ぎない中型が、絡み予防と正確なタナとりに有効です。

また、枝スは金属親子サルカンで接続します。単純に絡まない理由だけで無く、砂地の海底の巣穴に居るアマダイの目の前にエサを位置させるには、潮の流れで仕掛けが浮きあがってはいけないからです。ただ重すぎるのも良くなく4×5または5×6号が基本です。

アマダイ釣りのエサ&針

エサはオキアミの一匹掛けが基本です。尻尾を切り取り、そこから針先をオキアミ本体に沿って通し、頭と胴の間から針先を出し、オキアミが真っ直ぐなるように付けます。冬は手指が凍てつきますが、眼のとれていない、出来るだけ形の良いオキアミを丁寧に付けられるか否かが必ず釣果に現れます。

デカアマダイにはやはり大きなエサでのアピールが有効です。いい加減な付け方をしたり。曲がって付けると、途中で外れたり、海中でくるくる回り、アマダイは食い付いてきません。またハリスヨレの原因にもなります。

針はオキアミを真っ直ぐ付け安定させる観点から丸海津針が好まれます。ただ強度が優れるチヌ針をチョイスする人もいます。丸海津なら12~13号、チヌ針なら3~4号が適します。ただ最近は丸海津を太軸にしたアマダイ専用針が発売され、私はそれを用いています。なお相模湾の流行色はケイムラピンクです。

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全アマダイ釣りの針(左)市販仕掛けも便利(右)(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)

ハリスに通すビーズは無しか、つけても1~2号の小さなものがお勧めです。大きいと仕掛けが浮き上がり、アタリが出にくくなる傾向があります。また蛍光色はアピールが強く外道が掛かりやすくなります。

相模湾アマダイのタックル

次にタックルについて解説します。

Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:相模湾の「アマダイ」攻略大全タックル図(作図:WEBライター・近藤 惣一郎)

錘の号数

この釣りは水深100m前後を狙うことが多く、昔は使用錘も100号程度でした。今は道糸も細くなりPEライン2号なら40~60号錘といったライトタックルでも釣りができる船宿もあり、そのことが女性や初心者にもこの釣りの間口が拡がった要因ではあります。

ただいたずらに錘を軽くすると糸フケも出やすく、底もとりにくくなります。ライトタックルで出来る船宿であっても、道糸が4号であれば80号錘を指定するところがほとんどです。

道糸

道糸が2号だと他者と絡んだときに傷が付きやすく高切れの原因にもなります。道糸は3~4号、使用錘は80号が潮の速い状況でも底がとれ、トラブルも少なく基本に則った良い釣りができると考えています。

ロッド

それに準じ、ロッドは80号を背負ったときでもちゃんとサオ先感度が良い2m前後で調子は8:2から7:3、操作性の良いことに加え、大物が掛かったときの粘りもあるものが要求されます。各社から販売されているアマダイ専用ロッドなら申し分無いでしょう。

リール

リールは3~4号PEラインが300mは巻ける電動リールが必要です。ダイワなら200~300番。手巻きでも出来ますが、水深があるため、手返しが悪くなります。

次のページは「釣り方の基本とコツ」を紹介!

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