今さら聞けないエギングのキホン:「初めて訪れる堤防」の攻略法3選

今さら聞けないエギングのキホン:「初めて訪れる堤防」の攻略法3選

エギングで、自分が全く知らないポイントに入る時の高揚感は何事にも代えがたい。自分で考え抜き、探し当てたアオリイカには釣りの醍醐味が詰まっている。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・佐藤慧)

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佐藤慧

大分県在住、1993年生まれ、週に2~3回は釣りするので年間の3分の1を釣り場で過ごしてます。得意な釣種はエギング。実釣考察、オススメ釣り具などお届けします。

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ソルトルアー エギング&イカメタル

堤防エギングの魅力

堤防でエギングをするメリットといえば、何といってもアクセスと足場の良さだろう。車で近くまで入りやすく、足場が良いので釣りになれていない人も入りやすい。その反面、ハイプレッシャーな場所も多く、難易度が高くなる傾向もある。

今さら聞けないエギングのキホン:「初めて訪れる堤防」の攻略法3選一般的な堤防の風景(提供:WEBライター・佐藤慧)

よく「スレる」と表現されるが、釣り人が多い場所ほど、アオリイカを釣り上げることが難しい、という状態であるのは間違いないだろう。以上の特徴を踏まえたうえで攻略法を解説していく。

1. 墨跡のチェック

イカが釣れるシーズンになれば、堤防にぽつぽつと墨跡が見られるようになる。チェックすべきはこの、ぽつぽつ付いている墨跡ではなく、異常に黒くなっているポイントだ。想定できる可能性としては以下の2つある。

・水中に何か沈んでいる可能性
・イカの回遊ルートである可能性

水中に障害物となる何かが沈んでいれば、定期的にイカが居付くポイントになる。また完壁ではないものの、イカの回遊ルートにもある程度のクセがあるため、同じ場所に墨跡が付きやすいといえるだろう。上記2点を狙うことでイカとの遭遇率を高めることができる。

2. シャローから狙う

堤防におけるシャロー帯とはどこなのか?と、思われる人もいるだろう。大きく分けて「港内の船を降ろすスロープ付近」と「外海の堤防の根元側」。この2ポイントが水深が浅くなっていることが多い。シャロー帯から撃つ理由として「イカが入ってきていれば、とにかく釣りやすい」ことが挙げられる。

水深が浅いため、エギをイカにコンタクトさせやすいことと、ベイトを追い込んできているため、活性が非常に高く、エギを通せば釣れる……という状況も珍しくない。

シャローにイカがいるか、いないかを見分ける指標として、ベイトの有無に注意すると良い。水温が低いなど、状況が良くない場合でも、ベイトがたくさんいれば、体力のある大型の個体がシャローで釣れることもある。

今さら聞けないエギングのキホン:「初めて訪れる堤防」の攻略法3選シャロ―では体力のある大型個体が…(提供:WEBライター・佐藤慧)

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