湘南茅ヶ崎は、広大なビーチが広がり、サーフボードをかかえた人が行き交う。
笑顔で新鮮なエサと情報を
船釣りの出船港として人気のほか、砂浜からの投げ釣りや磯釣りと多様に楽しめるフィールドとして、ビギナーからベテランまで一年を通して釣り人の姿が絶えない。
サザンの歌で有名なエボシ岩ほか沖磯に釣り人を送迎する渡船、エサや釣具販売を営む磯屋。
加藤あき子さんが、いつもニコニコと笑顔で出迎える。
人がよくて話好き、女将の人柄に惚れて通う常連も多い。
亡くなった主人が開業して50年が過ぎた。
当初は「いいエサをお客さんに提供したい」と、各地で自らエサを掘っていたそう。
今でもなるべく新鮮なものを提供できるようにと、必要な量だけをこまめに仕入れている。
また、当然ながら、いろいろな魚の捌き方を熟知。
ある日「シロギスを釣りに行ったのに、メゴチばっかりだったよ」と話す人に「メゴチも美味しいよ」と捌きかたから料理方法まで教えて喜ばれたことも。
今は沖磯のメジナ、クロダイやイシダイ。
サーフの投げ釣りではシロギスが浅場に寄ってくる季節。
〝湘南ドライブ〟がてら釣りデートなんていかが。
<週刊つりニュース関東版 宮﨑/TSURINEWS編>
磯屋