2021年の干支は「ウシ」。というわけで、サカナ研究所から名前に「ウシ」が入るサカナ(生物)たちを紹介。ちょっとした雑学になるかも?
(アイキャッチ画像提供:Photo AC)
「ウシ」を彷彿させる生物
海に生息している生き物には「ウシ」はつかないけれど「牛(丑)」を連想させる生き物がいくつか存在ます。
そんなユニークな生き物をいくつか紹介していきます。
ウナギ
名前に直接「ウシ」とは付きませんが、「丑」の日に食べる魚といえば、やっぱりウナギです。
ウナギを食べる習慣についての由来には諸説あり、平賀源内が発案したという説が最もよく知られています。
商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るために平賀源内が「本日丑の日」と書いて鰻屋の店先に貼り紙をして大変繁盛したことで、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した」というものです。
季節の変わり目である土用に精を付けようという一種のキャンペーンだったのが土用の丑の日なのです。
コンゴウフグ
コンゴウフグはハコフグの仲間で、頭に「牛のようなツノ」を持っているサカナです。
日本近海でも比較的暖かい海に生息しており、最近ではペットショップでもよく見負けるようになっているサカナです。
2021年も良いお年を
干支の関わりがあるだけでなんとなく縁起がいい気持ちになりますね。しかし、これまでに紹介した生き物たちは普段の生活の中ではあまり触れ合うことが無い生き物が殆どだと思います。
ですので、水族館などで見かけた際は「あ、そういえば今年縁起のいいサカナだ」と思い出してもらえればと思います。
<近藤 俊/サカナ研究所>