秋前半戦は沖波止で好釣果が得られた神戸東エリアだが、内湾の波止にも回遊魚が入ってきた。11月7日にはデカアジ17匹にタチウオやサゴシまで登場。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伴野慶幸)
足元のアジ狙い
一方、アジ狙いのサビキ釣りは竿下狙いのタックルで、磯竿5号5.4mに道糸4号を巻いた両軸リールの組み合わせ。こちらの一工夫は、デカアジ・大サバも視野に入れての4点。、ケミホタルブルー50をサビキより上に付けて、電気ウキ釣りと同様に集魚効果を狙う。
マキエカゴはサビキの上下それぞれに付けるダブル方式で、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介した。上下からまきエサをサビキの周りにまとわせて連掛けを狙い、巻き上げの際にはテンションを極力少なくしてバラシを避けるという狙いがある。
さらに、サビキは船釣りのイサキ釣り用でハリス・幹糸ともに6号の太糸サビキを選択するとともに、デカアジが小魚をベイトとしていることから、4本のハリのうち、2本にハゼコと呼ばれる3cmぐらいの小魚エサを付けてアクセントとした。
電気ウキでデカアジ
波止には別の渡船店の先客がいたが、東西にキャスティングしていたので、私は北端で6防との間の通称・水道を狙うことにした。電気ウキ仕掛けは30mぐらい遠投、竿下サビキは波止際から4mぐらいの竿下で、海底まで落としていく。すると開始30分ほど過ぎた頃に、電気ウキがスッと沈んだ。
早アワセは禁物だ。飲み込ませての向こうアワセの感覚で、じっと待ってから、ゆっくりと竿を上げるとヒット。クンクンという弱めの引きに、「サバではない」と感じつつ期待感を込めて慎重に寄せてくると、コロッとした魚体が見えた。慎重に抜き上げると、期待通りのデカアジにニンマリ。時合いかと思い、活け〆を断念してクーラーの中へ入れ、釣りを続行。するとしばらくして、同じような感じでデカアジを追釣。
タチウオは指3本幅サイズ
1時間を過ぎた頃には、電気ウキがジワーッと沈み、もたれるようなアタリ。これはタチウオだと、完全に沈み切らないように焦りも感じつつ、一層慎重に待つ。相当待ってから竿を上げるとヒット。うねうねとした感触に頬が緩む。波止際に寄せてくると、細長いステンレス光の魚体が見えた。おそるおそる抜き上げ無事捕獲。指3本幅サイズながら、肉付きは良く満足のいく魚体。幸先良いスタートとなった。