夜の沖堤防で「電気ウキ」釣り アジ17匹&タチウオ手中【神戸・8防】

夜の沖堤防で「電気ウキ」釣り アジ17匹&タチウオ手中【神戸・8防】

秋前半戦は沖波止で好釣果が得られた神戸東エリアだが、内湾の波止にも回遊魚が入ってきた。11月7日にはデカアジ17匹にタチウオやサゴシまで登場。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伴野慶幸)

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伴野慶幸

へっぽこ釣り師の伴野慶幸です。尼崎~垂水間の渡船利用の沖堤防 がメインフィールドです。

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堤防釣り 海釣り

散発もデカアジ追加

深夜3時頃になると、私の釣り座ではアタリのペースが落ちたが、波止の中ほどで西向きに釣り座を構えたグループから「やったー。タチウオや」、「アジ、アジ。おっきいで」といった歓声が聞こえてきた。

魚は波止の近くを回遊しているのは間違いないと希望を捨てずに粘り強く釣り続けていると、散発ながらアタリが出る。釣れたのは中サバでがっかりさせられることもあったが、後に2匹ほどデカアジを追加。

4時前には、最初に釣れたサイズよりも、心持ち大きめのタチウオを上げて1人小さくガッツポーズ。このタイミングで、先客のルアーマンたちも指4本幅サイズのタチウオを立て続けに2匹キャッチ。タチウオの時合い到来かと意気込んだが、5時前にアタリは止まってしまった。

結局、夜明けまでにデカアジ、タチウオとお土産はそこそこ確保できたが、竿下でのサビキ釣りは不発で、夜明け以降のノマセ釣りができないかもしれないと少々不安が頭をよぎった。

場所移動でアタリ連発

夜が明けると、先客のルアーマンたちがキャスティング本番を迎えるので、邪魔にならないように、私は北端を離れて少し南側に釣り座を構え直した。西向きか東向きかの選択は、夜中に歓声が上がったグループが西向きで釣っていたのを思い出して、西向きで釣ることにした。

夜が明けても空は曇天、わずかな可能性が残っていると判断して、電気ウキ釣り仕掛けは遠目に投げ入れ、捨て竿感覚で波止に置き、夜中は不発だった竿下サビキに注力することにした。

最初のうちはしばらくアタリがなく、不安がよぎったが、4回目ぐらいの打ち返しで、底取りを慎重にしていたところにググッとした感触が竿に伝わった。引きは強い。これはと期待を込めて慎重に巻き上げると、ハゼコを付けエサにしたハリにデカアジが付いていた。

逃すまいと慎重に抜き上げ無事捕獲。ハゼコを付けエサに、置き竿ではなく、竿は手持ちで細やかな底取りをするのが吉とパターンを掴んだ。その後も3投に1回ぐらいの割合でアタリがあり、デカアジの釣果が次々と積み重なっていった。船長は預言者なのか?乗船前のアドバイス通りの展開に、クーラーの中はボリューム感に満ちていった。

夜の沖堤防で「電気ウキ」釣り アジ17匹&タチウオ手中【神戸・8防】クーラー内はにぎやかに(提供:WEBライター・伴野慶幸)

50cm超のサゴシ手中

7時前、突如として捨て竿が海に引きずり込まれそうになった。慌てて手に取ると、デカアジでも大サバでもない強い引きが竿いっぱいに伝わってきた。ひょっとしてドラゴン級のタチウオか…と、期待を込めて巻き上げるが、魚は強く抵抗し、なかなか波止際に寄せられない。ドラグを緩めにして、持久戦に持ち込む。

ジジーッとスプールが滑ること数回、何とか寄せてきたところ、シャープな魚体が見えた。しかし、タモをセットしておらず、抜き上げるしかない状況に一瞬焦ったが、このタックルはラインブレイクの心配はないタチウオ釣り用のワイヤーハリスだと気づき冷静さを取り戻す。波止際に寄せてから道糸をつかでの垂直抜き上げで捕獲に成功したのは、目測で50cm後半のサゴシだった。

夜の沖堤防で「電気ウキ」釣り アジ17匹&タチウオ手中【神戸・8防】ウキ釣りにヒットしたのはサゴシ(提供:WEBライター・伴野慶幸)

ルアーマンに80cm超サワラ

時折、雨粒が落ちてきたので、レインウエアを着ての釣りとなったが、打ち返しを繰り返し、ポツリ、ポツリとデカアジを追釣する。7時過ぎにはルアーマンたちがサゴシをヒットさせたが、この後に真のクライマックスが待ち構えていた。

8時過ぎに「来た~」の雄たけびとともに、ルアーマンが手にしたジギングロッドが折れんばかりにブチ曲がった。私も釣りを中断して大捕り物に見入る。結果、80cmオーバーの見事なサワラが波止に上がり、2人揃って歓喜のスマホ撮影会と相成った。

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