どんなに大事にしていても、思わぬところで折れてしまうのがロッド。今回は自分で簡単に折れたサオを修復する方法を紹介しましょう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池下洋平)
作業手順
1.折れた部分の上下、ヒビなどがある部分はカットするため、位置が分かるようにマスキングテープを巻く。
2.糸鋸で不要部分をカットする。できるだけ断面がまっすぐになるように!
3.内径に合わせてインロー芯を用意する。今回は使用していないカーボンロッドの一部を代用した。
4.内径ピッタリか少し太いインロー芯を紙やすりでぐるぐる削って微調整する。
5.仮組みし、インロー芯とロッドを接着剤でしっかりと固定する。インロー芯が中で動いてしまうことを防ぐため、片側をしっかり固めてから反対側の固定を行う。
コツは、接着剤をたっぷり付けて抜き差しし、溢れたものは拭き取る。
6.スレッドを巻く。
7.まずは筆や爪楊枝でUVレジンを均等に塗布し、UVライトを使ってコーティングする。
UVライト照射の際、筆者はダンボールで自作したロッドラッパー風の台を使用している。UVライトの照射時間は1回が30秒!硬化具合が気になる時は2~3回行う。
およそ2時間で修理完了!
インロー芯固定に用いた接着剤の硬化時間約1時間を除けば、実際の作業時間は1時間程度。マスキングテープ、糸鋸、紙やすり、UVレジン液などは100均等で安価に入手できる。メーカー修理に出すほどでも無いけど捨てられずに眠らせてあるロッドをお持ちの方は試してみてはいかがだろうか?