古いルアーロッドを「ちょい投げ用」にリメイク。今回は、シーバスロッドのガイドをエギング用に交換することで、使用感がどのように変わるかを試してみた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野博)
巻き糸で自分好みの色に
今回、白黒2色のより糸と、ライトグリーンの単色の糸を2本使って巻いた。巻き上がりの色は、白黒2色のより糸のみの場合と比べ、見た目は、若干緑がかった感じである。また、この巻き方をすると、巻き上がりの糸の部分を見る角度によって色の感じが変化し、面白いフィニッシュになった。
糸を巻いた面を角度をかえながら見ると、あたかも白黒の巻き上がりの中に、うっすらと緑色の光沢がかかるような感じになる。
オモリを付けて試投
ガイド交換した竿をつないで軽く振ってみると、ガイド交換前に比べて軽快感が増し、特に穂先の返りが速くなったように感じられた。これは、ガイドの総重量や体積が小さくなったためと考えられる。
実際に海岸(漁港内の護岸)に行き、10号のオモリを付けて投げてみたところ、道糸にPEライン0.8号、力糸にPEライン1~7号のセッティングで、3色まではストレスなく投げることができた。リールは投げ専用リールの小ぶりのものを使用している。
投げやすさは向上
前回ガイド交換したルアー竿より今回の竿は穂先や元竿が細く、また、後述するようなスイベルの強度の関係があり、オモリは10号までを使用するべきと思われた。また、前回のルアー竿改造では、投げ竿用のKガイドを取り付けたが、今回はルアー用のガイドなので、ガイドの口径はトップガイドを含め全体に小さめである。
オモリだけで、少し垂らしを長めに取ってシャープに振ると、4色ゾーンをマークすることも可能だったが、仕掛けを付けた実釣ではやはり3色前後が狙いやすい飛距離のように感じた。
ただ、投げやすさは格段に向上した。ふんわり軽く近投したり、スリークウォーター気味に振って強く振り止めを行ったりと、自分なりに様々な投げ方をしてみたが、ガイへの絡みやライントラブルは全く発生しなかった。