テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?

テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?

秋の新子アオリイカシーズンが到来。今回は、私なりの秋の新子アオリイカ攻略法を、エギのサイズとタイプの観点から説明しようと思います。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伊藤康二)

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伊藤康二

初めまして、伊藤康二(伊藤ちゃん)です。【XESTA】フィールドモニター/【DUEL】フィールドモニターとして愛知県知多半島、三重県南伊勢〜尾鷲をメインフィールドとし、年中イカを追い求め、エギングを中心にイカメタル、ライトゲーム、SLJと活動しています。

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新子アオリイカの特徴

アオリイカは4~6月に産卵し、卵から孵化したイカは、9月になると胴長10~20cmに成長します。これが秋の新子エギングのターゲットとなるアオリイカです。

早期の新子アオリイカは果敢にエギにアタックしてくるので、比較的簡単に釣ることができます。数釣りが楽しめるのがこの季節の特徴です。

そして、新子アオリイカは遊泳力が弱く、フィッシュイーターにも狙われやすいため、海中の沈み根や物陰に隠れていることが多いです。攻める場所としては、漁港内の係留してある船の周り、ブイ、船道、テトラ際、海中の沈み根などが狙いとなります。

テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?秋の新子シーズン突入(提供:WEBライター・伊藤康二)

釣り方の基本

エギングのベーシックテクニックはシャクリ釣りです。エギをキャストし、着底したらロッドを大きくあおりエギを踊らせ、ロッドをゆっくりと前へ倒しながらリールを巻いてイトふけを取ります。そして、再びロッドをあおりエギを踊らせます。この繰り返しが基本テクニックとなります。

イカがエギに乗ってくるのは、エギが沈んでいくときです。イトを張りながら沈ませていくと、イカが乗った時にサオ先にアタリが出ますが、イトを張らずに沈めても、次のシャクリの時に急激に重みがかかるのですぐわかります。イカが乗ったらあせらず一定のスピードでリールを巻きます。

基本的には簡単に釣れる新子アオリイカですが、日に日にスレてきて、簡単に釣れなくなるのも新子アオリイカの特徴。そんな時は、サイズとタイプの違うエギの出番です!どれをどのようなタイミングで使うといいかを、簡単に説明していきましょう。

3サイズ・3タイプのエギ

各メーカーからいろいろなエギが発売されていますが、簡単に説明すると、エギには大きく分けて以下の3サイズ、3タイプがあります。

・3.5号、3号、2.5号の3サイズ
・シャロー、ノーマル、ディープの3タイプ

これらのエギの私なりの使い方を説明します。

ノーマルタイプ

新子アオリイカを狙うにあたって1番使用する機会が多いエギが、ノーマルタイプです。ポイントへ着いたら、まずノーマルエギを使いアオリイカを狙うのがいいでしょう。

私が新子アオリイカを狙うときは、ノーマルエギ3号をメインに使用、アオリイカがスレてきたら、2.5号へ変更しています。もちろんエギのカラーや下地テープも色々とあるため、エギのサイズはそのままでカラーや下地テープをかえるだけでも釣果に繋がる場合もあります。

ノーマルタイプエギの使い方としては、まずは手早く新子アオリイカがいるか調べます。サーチ的な役割で使用することが多いです。もちろんノーマルタイプエギで新子アオリイカが釣れるので、ノーマルタイプエギだけしか使わない時もあります。

テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?ノーマルタイプのエギ(提供:WEBライター・伊藤康二)

シャロータイプ

シャロータイプのエギは、ノーマルタイプのエギよりも沈下速度が遅く、ゆっくりと沈むため、アオリイカにじっくりエギを見せ、追いやすくさせ、抱かせやすくすることができます。沈下速度が遅いため、その名の通り水深の浅いポイントで有効です。

使い方は、ノーマルエギで新子アオリイカが追ってこなくなり、アタリもなくなった時など。沈下速度に変化を付けてじっくりエギを新子アオリイカに見せたい時や、水深が極端に浅いポイントなどで使います。

さらに、エギを潮に乗せて沖の沈み根を狙うのにもシャロータイプを使ったりします。

テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?シャロータイプのエギ(提供:WEBライター・伊藤康二)

ディープタイプ

ディープタイプのエギはノーマルタイプのエギよりも重く、沈下速度も速いです。潮の流れが速い時、水深深いポイント、速くフォールさせると効果的な時に使います。

ディープタイプのエギは秋の新子アオリイカ狙いの時は、出番は少ないかもしれませんが、タックルボックスに1本は入れておきたいエギです。

テスターが教える新子エギング 3タイプのエギ使い分けがポイント?ディープタイプのエギ(提供:WEBライター・伊藤康二)

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