アジは風の方角につく
風についてもう一つ言うならば、風とプランクトンの動きについては語っておかなければならないだろう。アジのメインベイトであるプランクトンは、風に流されていく。つまり風が吹いていく方に溜まるという性質がある。
よって、集中的に打つべきは、風が吹いていく方である。そこに水面に気泡でもできていたら、アジはほとんど確実にその下にいる。
まったくの無風の場合も、さっきまで吹いていた風、その方角の表層かボトムに(プランクトンが浮くか沈むかしているところに)魚がついていることが多い。覚えておこう。
風向きでポイントを選ぶ
アジングの大敵である風、そして時に、魚がいる場所を教えてくれる風は、この釣りと切っても切れない関係にある。釣行前ルーティーンとして、必ずネットでチェックしておこう。そして、現地でも、常に風がどちらに吹いているか、その時々にかわる風向きを意識することで、ポイント見切りなども素早くなり、釣果に繋がりやすい。
また、「このポイントは西風がかわせる」など、複数のポイント候補があればアジングが自分主導で展開できる。筆者は常に、その季節ときどきの偏向風の向きを頭に入れて、2カ所くらいは風向き次第でのポイントを頭に入れるようにしている。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>