4月14日、福岡県糸島で早くからキスが釣れる船越綿積神社前に出かけてみた。
1投目からアタリ
着いてみると、今にも降りだしそうな空で、最初から雨具を着込んでの投入となる。
南東の風が強いために北側に見える沈み瀬の西側に向け投入開始。
軽く投げたつもりでも強い風に乗って5色ほど(1色=25m)に着水。
着底後、ゆっくりと動かし始める。
しかしまったく反応なし。
まだ時期尚早であったかと続けてサビき続けると、残り3色でコツンと小さな反応が出た。
そこで少しステイ。
すると10秒経過したころ、クク~ッとサオ先が引かれた。
大事をとってすぐに巻き上げる。
ここは手前1色くらい藻が茂っているため、少し早巻きして発泡オモリを海面に浮かせて来なければならない。
その浮かせた仕掛けの先にキスの姿が見える。
一気に手元まで巻き上げると18cmほどのキスであった。
久しぶりに見るキスの姿にしばしうっとり。
今回使っているミチイトは『PEサーフファイター/山豊テグス』0.8号。
安価の割に感度もよく、色落ちも少ないようで一昨年から気に入って使っている。
第2投は加減をして魚を驚かせないように4色へ。
そこから再び探り始める。
最初の1尾で盛期のアタリではなく、食い込みが浅く時間がかかることが予想できたので、動かしてはしばらく止めるといったサビき方で探ってくると、3色をきった所で止めていた仕掛けに食ってきた。
しかし魚は小さいようなのでそのまま連掛けを狙い、探り続ける。
終始好調なアタリ
残り2色半ほどになり、そろそろ巻き上げないと藻にかかるかもと思っていると、やはり止めた仕掛けにククッとアタリ。
そこで巻き上げると12cmほどと20cm級の2連で付いてきた。
雨が降り始める中、毎回アタリがあるために釣り続ける。
しかし小型も多く10cmほどのピンギス(リリースの対象となる小型サイズのシロギス)も掛かってくる。
ハリをのんだ奴はキープ。
口へのハリ掛かりは放流を繰り返していった。
また風が弱くなった時の投入では、沈み瀬の右側に見える新町の波止場目がけての投入をしてみる。
5色ほどでヒットしてきたのは当日最大の22cmであった。
満潮となる9時までサオを出して納竿とする。
当日の釣果は持ち帰りが約25尾であり、今年初めてのキス釣りとしては十分に満足でき、久しぶりにキスの塩焼き、フライを家族3人堪能することができた。
<週刊つりニュース西部版 APC・山本孝実/TSURINEWS編>
綿積神社前