夏から秋にかけて太平洋側の黒潮が当たるエリアでは、メッキが楽しめるシーズンとなる。今回は「メッキゲーム」の攻略について、初心者にも分かりやすく解説していきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
ルアーの種類
ルアーは5cm前後のものをメインに使用する。ポッパー、シンキングペンシル、シンキングミノー、メタルジグ、ジグヘッド+ワームの5種類あれば十分だが、サイズが異なるものをいくつかそろえておくと完璧だ。
そして、この中で特に重要なるのがシンキングミノーといえる。種類もさまざまだが、特にお勧めするのはヘビーウエートでトゥイッチするとギラッとヒラ打ちするタイプのモノだ。スミスのDコンタクト50やデュオのスピアヘッドリュウキ45Sがまさにそれで、ルアーケースに1つは入れておきたい。
利点を簡単に説明すると、(1)飛距離が稼げる、(2)ヒラ打ちのアピール力、(3)フォールの速さのアピール力の3つ。速巻きやトゥイッチの横の動きも重要だが、フォールの縦の動きにも反応がいいので覚えておこう。
メッキのポイント選び
次にポイントだが、釣れるエリアとして太平洋側のなるべく南に行くこと。私の住む三重県でいえば熊野灘の沿岸がお勧め。三重県北部でも温排水が出るような水温が高い場所なら釣れるが、南方系の魚なので自然が豊かなより南のポイントで釣るのが気分もよく面白い。
基本的な狙い所として重要なのが、シャローエリアと水温が高い所の2点だ。サーフ、流れ込み、ブレイクライン、岩礁帯、スロープ、ノリソダ、係留船の影やブイの周辺、ミオ筋、橋脚や土留め壁の周辺を狙おう。
これだけ聞くと「なんだ、どこでも釣れるのか?」と思うところだが、ハイシーズンともなればどこでも釣れる。とはいうものの魚影の濃い薄いはあるので、これらのポイントがいくつも複合するような場所を効率よくラン&ガンすると数を拾えるだろう。
また、朝夕のマヅメはチャンスタイムなので、マヅメに入るポイントから逆算して考えて組み立てるといいだろう。