夏の風物詩「カマスゲーム」開幕 朝マヅメに25cm級5尾【和歌山】

夏の風物詩「カマスゲーム」開幕 朝マヅメに25cm級5尾【和歌山】

7月30日、回遊の始まったカマスを狙って和歌山市の雑賀崎漁港へ。時合いは一瞬だったが、25cmを頭に5匹の本命をゲットできたので、その模様をお届けしたい。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷口墨人)

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和歌山・雑賀崎漁港でカマスゲーム

和歌山県・紀北では、7月の後半に入り夏の風物詩ともいえるカマスが回遊を始めた。例年なら7月に入れば釣れ始めるのだが、今シーズンは梅雨の長雨で水潮が抜けなかったのと、低温傾向が続いたので、遅めの回遊だ。まだ日むらが多いが、20~25cmクラスを主体に30cm近い良型も交じって釣れている。そこで、7月30日、紀北の雑賀崎漁港に釣行してみた。

現地には、午前4時30分に到着した。もうすぐ夜が明けてくる時間だ。港内の船着き場には、電気ウキを浮かべている数人の釣り人がいて、キビナゴをエサにして、カマスを狙っている。潮は下げていて、前日は雨が降っていたので、水潮が残っていた。

夏の風物詩「カマスゲーム」開幕 朝マヅメに25cm級5尾【和歌山】雑賀崎漁港白灯波止先端からの風景(提供:WEBライター・谷口墨人)

2投目で良型25cm

手前の白灯波止の先端近くでタックルをセット。まずは7gのジクヘッドに、3inchのパワーシャッドをセット。中層を速巻きで誘っていく。すると、2投目に、ググッとバイト。アワえると、グングンといい引きが伝わり、25cmの良型カマスをキャッチした。

夜が明けてくると回遊が始まり、次投もググッとバイトしたが、すぐにフックアウト。カマスは口が硬いので、うまくハリが口の中に掛からないと、バラシが多くなる。しかし、回遊が始まれば群れでベイトを補食するので、次々にバイトがあり20cmクラスが掛かってくる。ただし、抜き上げの時のバラシも多かった。

夏の風物詩「カマスゲーム」開幕 朝マヅメに25cm級5尾【和歌山】早々にヒットした良型(提供:WEBライター・谷口墨人)

ミノーのただ巻きにもヒット

小型のヘビーシンキングミノー・イワシカラーにルアーを変更し、表層をミディアムスピードのただ巻きで誘うと、これにもバイトしてくる。このミノーは、泳ぎながら、フラッシング効果を発揮でき、カマスのバイトを誘発してくれる。カマスは貧欲な魚なので、しつこくルアーを追いかけてきて、足元でもバイトシーンが見られる。

すっかり夜が明けると、カマスの反応がなくなってきた。まだハシリの段階なので、群れが小さいようだ。ヘビーシンキングミノーのアジカラーにかえて表層を攻めるが、午前5時をすぎるとバイトはなくなった。カマスが釣れ始めてから30分ほどで、回遊は終わったようだ。それでも25cmまでのカマスを5匹キープできた。

夏の風物詩「カマスゲーム」開幕 朝マヅメに25cm級5尾【和歌山】当日使用したルアー(提供:WEBライター・谷口墨人)

ツバスの回遊も

その後、30cmクラスのツバスも回遊を始めたので、小型のメタルバイブレーションで表層から中層まで1時間ほど探ってみたが、ノーバイトだった。今後、カマスや青物狙いは、水潮が抜けてくると、秋にかけての本格的なシーズンに入るので、楽しみだ。

<谷口墨人/TSURINEWS・WEBライター>

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雑賀崎漁港