【2020夏】酷暑を避けて釣りに行こう:河口域での電気ウキ釣りのススメ

【2020夏】酷暑を避けて釣りに行こう:河口域での電気ウキ釣りのススメ

日中は酷暑。そんな中でもせっかくの休みにゆっくりと近場で釣りでもしたい…となれば、都市圏を流れる河川や周辺波止での夜釣りがオススメだ。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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海釣り 堤防釣り

真夏は河口域が狙い目

夏の酷暑と、梅雨明けで雨量も減ってくると海水も徐々に動きがなくなり、淀んだような状況に陥ることも多い。当然、魚の食いも全体に悪くなり、「ひと雨欲しいねえ」と言う言葉が釣り人の間でも聞かれる。

そんな状況下でも、河川は上流から流れてくる水もあり、潮の干満による動きも常にある。つまり、河川は水の流れが常にあって変化の多い状況が作られている。そのため、河川や河口域の釣り場は、沿岸で魚の活性が下がった時には強い味方となる。

暑さ避けて夜釣りがオススメ

日中はうだるような暑さが襲ってくるため、昼間の釣りはオススメできない日が多くなってくる。昨夏も「野外運動を控えてください」と告知される日も多々あった。そうなると、やはり夜釣りがオススメだ。

そして、日が暮れると川を渡る風が実は、都市圏の街中でいるよりも遙かに涼しく快適なのだ。京都の河床で知られるように、夕涼みには川べりで過ごすのが良い。

夏の河口で狙える代表的なターゲットと言えば、チヌ(クロダイ)やキビレ、スズキ、ウナギなどだろう。また場所によってはシマイサギやシロギスなども釣れる。これらの魚は沿岸の海水環境が悪くなると、河川内に入ってくることも多い。

電気ウキ釣りが楽しい

河口域での釣り方は、電気ウキ釣り、ブッ込み釣り、投げ釣り、ミャク釣りなど通常、沿岸の波止周りなどでできる釣りだが、中でも軽装備&手軽に楽しめるのが電気ウキ釣りだ。

竿1本に小さな電気ウキを取り付けただけのシンプルな構成に、エサは入手しやすいアオイソメで十分…と、思いついた時にいつでも出かけられるのが魅力。そして、何よりも川面に浮かぶ電気ウキが流れる風景や、電気が水中へボヤ~ッと沈んでいくシーンには癒されるので、私自身、大好きな釣りの一つである。

【2020夏】酷暑を避けて釣りに行こう:河口域での電気ウキ釣りのススメエサはアオイソメだけでOK(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

電気ウキ釣りタックル

電気ウキ釣りは小さなリチウム電池を使用して光るウキを使う以外は、フカセ釣りと同じである。そして、夏場の河口域では、夜になると非常に浅い場所まで魚が回遊してくるので、ウキ下も浅くてOK。そのため、ややこしい遊動式のウキ仕掛けは不要。道糸に通したゴム管にウキの脚を突き刺して止める簡単な固定式仕掛けで事足りる。

【2020夏】酷暑を避けて釣りに行こう:河口域での電気ウキ釣りのススメ小型電気ウキ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

フカセ釣りと同様に磯竿1~1.5号で全長4.5~5.3m、小型スピニングリールに道糸はナイロンライン2~3号を巻いておけばOK。ハリスは短めなのでフロロカーボンラインの1.5~2号を50~100cm取る。道糸とハリスはサルカンで結び、ウキの浮力に見合ったオモリ(ガン玉やカミツブシなど)を取り付ければ完成だ。ちなみにハリはチヌバリ2~3号を基本に、軸の細いアブミバリや逆に軸の太い伊勢尼バリなども使用する。

【2020夏】酷暑を避けて釣りに行こう:河口域での電気ウキ釣りのススメ簡単な電気ウキ釣りタックル(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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