7月20日、イワシ接岸の情報を知人からもらい、北九州市のフィールドにシーバス釣行へ。夕マヅメの短時間で釣友と合わせて5匹のシーバスをキャッチした釣行の模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・檜垣修平)
夏のシーバスゲーム
一年を通して狙えるターゲットであるシーバスですが、季節によりポジションは変化します。夏は河川やその河口部では赤潮等が発生し、水温も過度に上がりやすいため、シーバスは水温の安定しやすい深場へ移動することが多くあります。特に赤潮が発生すると目で見て水が赤茶色く濁るので、そういった場所はあまり粘らない方がいい傾向にあります。
そこで夏の狙い目となるのが、ある程度水深があって潮通しのいい堤防など。特にイワシの回遊があるとかなり熱いです。
イワシの付き場を探す
夏場は定期的にイワシ、アジが接岸してきます。外洋に面しただだっぴろい海辺のどこかに接岸しているので、まず最重要なのはベイトであるイワシを見つけることです。
目安となるのは潮目や海中のカケ上がりなどの変化。そして鳥。シーバスや青物などのフィッシュイーターがイワシを水面下で追いかけているときは鳥たちがその周辺を飛び回っていることが多く、かなりわかりやすい指標となります。
ラン&ガンの装備品が重要
イワシなどに付いているシーバスは食い気が高く、連発することも珍しくありません。しかしベイトは5分もしないうちに右へ左へと移動してしまいます。それに付いていくためには、身につける装備品が重要です。
イワシを探してポイントを頻繁に移動することを前提にすると、手に持つタイプのタックルボックスはあまりオススメではありません。ヒップバッグやフローティングベストの着用が好ましいです。ゲームベストはルアーケースや小物、タモを背中に掛けることができ、「ラン&ガン」に最適です。そして日中であれば海中の情報をより取り入れるために帽子、偏光グラスがあると大変便利です。
タックル
参考までに私のタックルを記述しておきます。
・ロッド APIA GRANDAGE STD 93MH
・リール DAIWA LT4000CXH
・ライン PEライン1号
・リーダー フロロカーボンライン5号
飛距離勝負になることもあるので、9ft以上のロッドに各社3000~4000番サイズのパワーのあるリールがオススメです。青物が交じる場合はPEラインを1.5号まで上げておく方が安心です。
ベイトを探しシーバス70cmをキャッチ
17時過ぎに現場に到着。7月20日は大潮で、15時55分が干潮。見回してみると付近にはベイトの姿は見えませんでしたが、100mほど右手に海鳥が数羽水面付近を飛び回っているのを発見。移動して見てみると、そこだけ若干海の色が黒くなっています。
ベイトが固まっていると海中が黒く見えることがあるので、試しにルアーを投入してみると回収直前でヒット!直後にバレてしまいましたが、ルアーをミノーにかえるとまたしてもヒット!70cm超えの良型です。
ボイル狙い撃ちでアジ
取り込んで写真を撮っている隙にベイトの群れは移動してしまっていました。そこで投げ続けることはせず、またベイトを探します。ほどなくまた海の色が黒くなっている所を見つけました。観察しているとイワシが追われて水面から飛び出すボイルが発生。即座に投げると、今度はアジがヒット。さらにはメバルまでヒット。様々なフィッシュイーターが狂う恐るべしイワシパワー。