渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】

埼玉県飯能市にある名栗川支流で渓流釣り。長い梅雨時期の増水による本流域釣行不可とダム湖上流域工事により限られた場所での釣りとなった。7尾の渓魚に出会えた釣行をレポート。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)

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なおぱぱ

ライター紹介文→関東を中心に季節問わず1年中釣りを楽しんでおります。執筆しながら色々と成長をしていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

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淡水の釣り 渓流釣り

名栗川支流で渓流釣り

7月27日(月)、埼玉県飯能市にある名栗川支流で渓流釣り。名栗川は、決して大きい川ではないが支流の数はそこそこにある。水量も少なくボウズが当たり前なイメージもあったが、経験値次第ではボウズも回避可能だ。支流域の放流は皆無なので、魚影が濃い川とは決して言えないが、それだけに釣れる魚は当然ながら綺麗だ。ゆえに数は出なくても、綺麗な1尾との出会いを大事にできる川なのだ。

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】綺麗な1匹との出会いが素晴らしい(提供:WEBライター・竹内尚哉)

現在の名栗川水系の状況

昨年台風19号の影響で、本流域支流域ともにいいポイントも減少したが、釣れるポイントもまだまだある。だが現在は、名栗湖上流バックウォーターでは土砂徹去工事でダム湖上流支流の釣行不可、連日の雨による増水で本流域での釣行は厳しい。まさにダブルパンチを受けているので、この状況で釣りを楽しみ釣果を出すには、実積場所を攻める他にないのである。

当日の渓流釣りタックル

当日のタックルは、4.5m渓流ザオに、ミチイト0.6号を1.5mほど結ぶチョウチン仕掛けにするので、ヤマメ5号バリを直結。目印を3つ付けて、オモリのガン玉は2Bを数珠付け。

エサは、ミミズメインで釣り、ブドウムシを予備エサとして持って行った。

増水した河川の状況

現在は連日の雨による増水と濁りの影響で、名栗川本流の下流域から中流域は釣りにならない。上流域では濁りはないものの、増水し過ぎていて攻められるポイントがない状況だ。そのため、釣りをするならば本流よりも水量の少ない支流を選択することになった。こんな時は普段水量の少ない支流での釣りが期待できる傾向にある。

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】どこのポイントも水量は多め(提供:WEBライター・竹内尚哉)

増水時釣行のポイント

増水時は普段よりも水量が多く流れも速い。こんな時はいつものポイントでも流れや深さが変化し、エサも多く流れているので、いつもよりも魚の食いがよくなる傾向にあるのは間違いないが、流速が速くなり攻めにくくなることも逆に多い。そんな時は、オモリを追加してポイントをゆっくり流すことが非常に重要となる。

釣果的に言うと、増水して2日後くらいの水が引く際のタイミングで釣行できると釣果もいいことが多いので、河川ごとにタイミングを計って行けるといいだろう。

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】オモリを追加して増水に対応(提供:WEBライター・竹内尚哉)

白岩沢でヤマメ手中

上流に歩いていくと、すでに先行者も2人ほど居るようだ。エサ釣り師とルアーマンが居るようなので、再度釣り場をかえることに。往復で1km以上坂道を歩いてから白岩沢で釣りをすることに。

釣り場確保まで時間が掛かったが、気を取り直して本流合流点の大場所から開始するも、アタリがない。遡行していき、いつもの実積場所ではアタリがあって乗せるも、レギュラーサイズ以上のヤマメを取込み寸前でバラしてしまう。そして三つ目のポイントで、開始30分にしてレギュラーサイズのヤマメ。厳しい条件なのでレギュラーサイズでも釣れるとうれしい限りで、朝イチの苦しい時間を突破した。

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】小さくても嬉しい1匹目(提供:WEBライター・竹内尚哉)

増水の影響でヤマメ連発

その後も同ポイントでバラシた後は、大場所が待ち構えている。この大場所は毎回釣らせて貰える期待のポイント。増水の影響がいい意味で働いている。手前の大岩付近を攻めるとレギュラーサイズのヤマメが2尾出た。

そして、メインの奥側の流れ込みからガン玉を追加してゆっくり流すと、良型のアタリ。増水の流れも加わりニジマスかと思うような引きだが21cmのヤマメが釣れた。さらにアタリがあり18cmのヤマメ。

アタリがなくなったので3尾キープし、他はリリースして退渓した。車に戻るとミヤマカラスアゲハが出迎えてくれ休憩がてら観察して癒されたところで移動する。

渓流釣りでヤマメ&イワナ手中 増水時の攻略法とは?【名栗川支流】ミヤマカラスアゲハにあえた(提供:WEBライター・竹内尚哉)

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