今さら聞けないアジングのキホン:ワームの選び方 初めは5種あれば十分

今さら聞けないアジングのキホン:ワームの選び方 初めは5種あれば十分

釣具店のアジングコーナーには色んな種類のワームが置いてある。今回は、長さ、カラー、形をどのように決めていけば良いか、解説しよう。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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アジングワームの長さ

まずはアジングワームの長さについて解説しよう。

ワームサイズの幅

流行のアジングで使用するワームは、小さいものなら1inch、大きいものでは3inch程度と、かなり幅広い長さのワームを使用する。それならば、メインで集めるべきは、その中間をとって2inchか?とも思われるが、実はもう少し小さめにした方がいい。

標準は1.5inch

アジングワームは1.5inch程度が目安となる標準サイズだ。ほとんどのアジは、プランクトンを主食としている。つまり、アジングにおいてはワームをプランクトンの塊のように見せなければならない。

そのために「止め」の釣法で誘いをかける訳だが、その際、1inch程度のワームだと、小さすぎて視認されないケースがよくある。2~3inchだと、アピール力は高いが、活性が高くない場合には、アジの口に簡単に入らない。

そこで1.5inch前後というサイズ感が、ベストなゾーンとなる。ワームは1.5inchの長さを数種類。プラスして、低活性時用の1.3inch前後の小さめのものと、ハイアピールが必要とされるときの2inch以上もそれぞれ1種類ずつ持参しておくことをオススメする。

アジングワームのカラー選定

アジングワームのカラー選びがまた悩ましいところだ。アジは色盲と言われており、ワームも何も色は白黒の濃淡でしか判断がつかないらしいが、それでも明らかに「この色を偏食する」というアタリカラーが、その時々で存在する。なぜかは分からないが、確かにある。

カラーは2系統

ワームのカラーは大きく分けると、透けている「クリア」と、透けていない「ソリッド」の2系統だ。

今さら聞けないアジングのキホン:ワームの選び方 初めは5種あれば十分クリア&ソリッドの2系統カラー(提供:WEBライター・井上海生)

カラー別の使い分け

クリアはナチュラルに誘うもので、アミパターン時には必需品だ。ソリッドは水中でシルエットがはっきり出るもので、マイクロベイトパターンやリフト&フォールのリアクションバイト誘発に必要なもの。

では、具体的にどんな色がいいか。そこは、自分が「コレ」と思うもので。マストはどこでも投げられるクリア(色なし)と、夕マヅメに強い赤ラメ(できればグロー入り)だろう。

アジングワームの形状

次にアジングワームの形状について解説しよう。ワームにはそれぞれの引き抵抗、ボディ形状が水中に生じさせる「波動」がある。アジは基本的に大きな波動を嫌う魚で、ましてや今はほとんどがプランクトンパターン。あまりアピールしすぎる形はよくない。そのため、形はストレートが基本となる。その他の形に関しては、釣り人の好みで。

筆者が多用するワーム

現在、各メーカーから企画、発売されているアジングワームは、ほとんど釣れないものはない。ただ、極端に大きなもの(3inch以上)などは、汎用性が低いので避けた方が良いだろう。

私がよく使うタイプは、リアクションバイトを狙った球形のリブ(?)がついたものと、プランクトンパターンでじっと見せることを意識した「ファット系」のワームだ。

今さら聞けないアジングのキホン:ワームの選び方 初めは5種あれば十分筆者が多用するワーム形状(提供:WEBライター・井上海生)

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