サクラの満開ともに水温が急激に上昇し、それにつれて湘南地方の各浜からキスの便りが聞こえてきた。3月末には平塚海岸や大磯海岸ではしりの釣果が確認され、釣行前日の3月31には茅ヶ崎海岸でも、まとまった釣果があったらしい。そこで4月1日(日)府津神奈川県小田原市の国海岸へ釣行した。
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春の国府津海岸
午前5時半に到着。
日曜日ということもあってか、釣り人の姿がかなり見受けられた。
だが、ほとんどがルアーマンで、投げ釣りはざっと見て5人くらい。
水深がある旧プール下に釣り座を構えた。
エサは前週の残りのジャリメを使用。
![海岸からの投げ釣りで狙う!春のキス【神奈川県・国府津海岸】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2018/05/20180420kt2503.jpg)
これがなくなるまでの約3時間の勝負だ。
第1投を7色へ投入。
しばらく潮に任せて流し、様子を見る。
潮は右から左へ緩く流れている。
15分ほど流してから仕掛けを回収すると、エサはそのまま残っていて、かじられた跡はない。
2投目は8色に投入して、ゆっくりとサビいてみる。
7色付近に重く感じられる場所があったので少し待ってみたが、アタリはない。
巻き上げた仕掛けのハリには、川ゴミが付いていた。
「このゴミ付近に魚がいるのではないか」と考えて、1時間ほど7色付近を探ってみたものの、アタリはない。
たまにエサが伸びて帰って戻ってくるが、魚に引っ張られたのかどうか分からない。
これほどアタリがないと、「攻めているポイントが違うのではないか」と考え、
攻め方を大きく見直すことにした。
ポイント変更で待望のアタリ!
最近のポイントは思ったよりも近場らしいので、次は6色に投入してゆっくりと探ってみた。
すると、この日初のアタリ。
巻き上げて見ると、これはニシキゴイのようなヒメジ。
本命ではないものの、魚が釣れてきたので、「ここは時合いか」と思い、急いで再投入。
すると、着底後、ほんの数mサビいたところで、コツンとなにかがアタったような感触。
そのまま少し待っていると、ブルッという動き。
このアタリは本命っぽいので慎重に回収すると、波打ち際から姿を現したのは、18cmクラスのキス。
![海岸からの投げ釣りで狙う!春のキス【神奈川県・国府津海岸】](http://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2018/05/20180420kt2502.jpg)
「ここがチャンス」と次の投入でも6色からていねいに探る。
すると、5色半でまたもやコツンという反応があり、同サイズが釣れた。
しかし、時合いはここまで。
その後、同じ釣り方で1時間半探ったがアタリはなく、エサ切れになったところで納竿した。
私が釣行したあとは、日を追うごとに上昇している。
しかも、国府津海岸だけでなく、周辺の砂浜や伊豆半島でも好釣果の声が聞こえだした。
これから春の好シーズン真っ盛りになるので、家族で釣りを楽しんでもらいたい。
<週刊つりニュース関東版 APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
国府津海岸