『紀州釣り』で42cm頭にクロダイ3尾をキャッチ【愛知・常滑港】

『紀州釣り』で42cm頭にクロダイ3尾をキャッチ【愛知・常滑港】

愛知県の緊急事態宣言解除となった5月14日、釣り場の広い愛知県常滑市の常滑港へクロダイ狙いの紀州釣りに出かけた。42cm頭に3尾をキャッチできた釣行をレポート。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

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海釣り 堤防釣り

常滑港で紀州釣り

午前5時に起床、荷物を載せて車を走らせること15分、常滑港の駐車場に到着した。予想通り車の数は多いが、多分半数以上がルアーマン。マゴチが釣れているそうだ。

歩くこと数分、堤防全体が見える所まで来ると、先端部に釣り人が集中していた。先端から離れた所には顔なじみの地元のフカセ釣り師たち。

今日は風が弱いので一級ポイントのへの字まで行くつもりだったが、これだけルアーマンがいては釣りにならないと思い、防風林前に紀州釣りの釣り座を構えた。当日の潮ならここでも釣りが可能だ。満潮は午前9時49分。潮が高いのでサオが出せる。

『紀州釣り』で42cm頭にクロダイ3尾をキャッチ【愛知・常滑港】タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

今回用意したコマセはウキダンゴXをベースに細びきさなぎと白い濁りを出す濁りオカラ、チヌスパイスを加え、アミエビ1kgを入れて満遍なくかき混ぜれば出来上がり。ダンゴ状に握れなければ、多少の海水(100㏄を目安)を入れて混ぜればいい。付けエサはくわせオキアミスーパーハードを使用する。

ボラ登場で本命アタリ

まずはテニスボール大のダンゴを5~6個ポイントとする所に投入してステージを作る。そしてタックルを作り、次にタナ合わせ。6投目で完了した。潮はまだ上げているので、数分に1回程度の微調整が必要だろう。

釣れるだろうかと不安のなかで第1投。3時間たったが、まだダンゴが足りないのかアタリは出ない。だが、上層にボラの群れが現れた。そのボラの下には本命のクロダイがいるはずだ。

下げ潮に入って1時間半、そのときは突然きた。ウキが左に流れる理想的な潮の動きが始まったとき、ウキのトップ1目盛り分のツンアタリが出た。慌ててサオを持ち、本アタリを想像して神経を集中していると、そのアタリがトップに出た。

本命クロダイ2連釣!

アワセを入れると、グンと曲がるサオ先。その後、グイグイと強いパワーが伝わってきた。この引きはクロダイだと確信してやり取りすると、頭がいいクロダイはホンダワラが密生している所へ突進。それを阻止するために立ち上がって対応するが、あちこちに密生しているので思うように誘導できない。

結局、ホンダワラの中に入られてしまった。けれど「この1匹は必ず取りたい」という執念がクロダイに勝ったのか出てきてくれた。堤防に上がったのは38cmのクロダイ。これでボウズを免れたのでひと安心した。

2匹目を狙い素早くダンゴを投入してアタリを待つ。絶対数が少ないので次があるか分からなかったが、そのアタリが出た。2匹で回遊していたのだろうか。ウキのトップが海中に沈んだ。

すかさず反射的にアワセを入れると、これもしっかりしたパワーでサオが曲がる。こいつも良型に違いない!2度3度の締め込みをかわしながら、張り出している海藻に注意して慎重に上げると、海面に浮いたのは良型37cmだった。

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