ほとんどの釣りで使用し、とても重要なアイテム。それが、『ハリス』と『ショックリーダー』です。釣行中の管理方法次第で釣果に大きな差が出ることも。今回は、初心者には判断しづらい「交換する目安」を解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
ハリス&ショックリーダーとは?
まずは、ハリスやショックリーダーの概要について簡単に解説します。
ハリス
ハリスは道糸の先に結ぶラインのことで、釣り針が結んである透明なラインのことを指します。リールに巻く道糸とは異なり、結び直すことで交換できるのが特徴です。
ショックリーダー
ショックリーダーは主にルアータックルで使用される先糸のことで、メインラインがPEやエステルの場合はショックリーダーの先にルアーを結びます。
ハリス、ショックリーダーと名称は異なりますが、基本的な役割は同じです。透明なフロロカーボンラインやナイロンラインを使用して魚に違和感を与えにくくすることはもちろんですが、魚の引きを伸縮性によって吸収したり、魚の歯や根ズレなどのダメージに耐える役割もあります。
ハリス&ショックリーダーの劣化
ハリスやショックリーダーは仕掛けの中で最もダメージが入りやすい部分です。魚の歯が当たったり根ズレで傷が入ることはもちろん、ナイロンの場合は吸水性があるので何度も使用して放置すると、だんだん劣化して本来の性能が発揮できなくなることも。
その他、サルカンなどを付けないシンプルな仕掛けでは、魚を上げてきたときなど、ハリスがクルクルと回転して糸ヨレが発生することもあります。このような状態ではハリス切れや仕掛けトラブルの原因になるので、こまめなハリス点検と交換はとても重要です。