ヘラブナ釣り上達への道しるべ【野釣りの底釣り編①】

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【野釣りの底釣り編①】

今月のテーマは「バランスの底釣り・野釣り編」――。茨城県土浦市を流れる土浦新川での実釣を交えて、野釣りの底釣りでのキーポイントを戸張にレクチャーしてもらおう。今回は実釣。休日の大混雑で思うような釣果は残せなかったが、裏を返せば型を見られただけでもラッキー。そのくらい当日の同川は釣り人でにぎわっていた。取材日は3月25日(日)。

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

驚きの釣果を残している土浦新川

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【野釣りの底釣り編①】尺1寸をゲット!

直近情報ではいい人70枚最大で尺半上など驚きの釣果を残している土浦新川。

それだけに釣り場は混雑が必至。

まして取材日は日曜日。

遊び釣りのほかに例会まで組まれると聞いていた。

そこで最寄りのコンビニに午前4時半集合で現地に向かうと、人気ポイントはすでに先釣者で埋まっていた。

その数は20人ほど。

時を同じくして例会のバスが到着し、さらに数十人が釣り場に入る。

まさにポイント争奪戦だったが、どうにか釣り座を確保できたのでひと安心。

戸張が釣り台を置いたのは左岸水門から30mほど下流。

なぜ空いていたかは考えなくても分かること。

あまり釣れていないエリアだからだ。

ちなみに人気は水門上流で、とくに吐き出しから5、6人が並べる範囲は宙の数釣りができる。

70枚という情報はおそらくここから出たものだろう。

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【野釣りの底釣り編①】

次に人気なのは河口付近の浅場で、良型が狙えるとの情報。

戸張ちょうどその中間付近に入ったことになる。

そして太陽が顔を出しはじめた6時前には新港橋下流の左岸はほぼ釣り人で埋め尽くされてしまった。

先釣者の多くが20~21尺竿を準備するなか、18尺竿を継ぐ。

水深が1本強でバランスの底釣りを選択すると21尺竿だと糸フケが多くなり釣りづらくなります。また18尺竿の方がウキは見やすくなります

日並にもよるが同川には常に流れが発生する。

しかも上流へ下流へと不規則。

そのため多くの人は中・外通し釣りで狙うが、当日はバランスの底釣りが成立すると判断した。

エサは両グルテンで、流れを考慮してタナは始めから上バリ5cmズラシ。

エサ打ち開始

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【野釣りの底釣り編①】参考タックル図。

6時10分にエサ打ち開始。

するとこの時点ですでに好ポイントとされる水門上流の数人が入れアタリ。

また河口の浅場でも竿は立っている。

戸張を含む水門~河口の中間付近に入った人は30分経過してもアタリはなかった。

完全に回遊待ちの状態のようだ。

ようやくアタリを見たのは開始から40分後。

流れでシモったトップがムッと押さえる小さなアタリだった。

型は尺前後。

良型が出ているとの情報だったが、どこでも釣れるわけではないようだ。

一度アタリがでるとしばらくウキが動き、カラツンはあるものの楽しい釣りができる。

しかし動きがなくなると、次の回遊待ちとなってしまう。

ポイントの優劣はかなり大きい。

9時を過ぎるとバランス仕掛けでは対応しきれない流れになる。

そこで下ハリスに板オモリを少量巻きつけたハリスオモリで流れに対応する。

「この程度の流れだったらハリスオモリで十分止まります。ハリスオモリなら、すぐにバランス仕掛けに戻せるメリットがあります」

ちなみにバランス仕掛けの方が釣れるからではなく単純にバランス仕掛けで釣りたいだけ。

中・外通し釣りが趣向に合っているのなら流れを気にしなくて済むので合理的だ。

流れが出始めると魚は動きだしたのか、アタリが増えてきた。

しかしマブナが多くなり思うように本命のカウント数が伸びない。

そして正午近くになると、好ポイントエリアの人を除き、ほとんどの人がアタらない状態になってしまった。

日中の食い渋りなのか、それともこのエリアに魚がいなくなったのか。

午後になっても釣況は回復せず、2時に納竿した。

釣果は8枚と土浦新川としては低迷。

戸張は「原因のひとつは混雑によるプレッシャーですが、いい場所を確保した人は釣れているのですから、やはりポイント選択が重要だと改めて考えさせられました」と締めくくった。

【野釣りの底釣り編②】はコチラ

<戸張 誠/TSURINEWS編>

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土浦新川
この記事は『週刊へらニュース』2018年4月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。