「プラグって釣れます?」との質問をよく頂くが、その質問者の多くはプラグでメバルを釣った経験がないか?もしくは釣った経験が少ない方が多い。実際やってみると分かると思うが、場面によってはジグヘッドリグより釣れることもある。今回はメバルプラッギングのメリットとお勧めプラグを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・辻原伸弥)
メバリングでプラグを使用する理由
私は15~16年前にメバルブランドを創設に関わり、いち早くからメバルプラグを監修し市場に登場させて来た。もちろんワーミングゲームも好きだが、同様にプラッギングゲームの魅力も譲れない。今でも、タックルBOXの中にプラグだけを入れてフィールドに持ち込み、朝までメバルプラッギングゲームに夢中になることもしばしば。そんな経験から、持っていて後悔しない!実践型辻原流メバルプラッギングお勧めプラグを紹介してみたい。
では、メバリングの際にプラグを使用する理由とはいったい何なのだろう?それは・・・
・手返しが早く、活性の高いメバルに対し素早くアプローチができる
・明らかにプラグにしか反応しない場合がある
・シャローエリアや表層付近などジグヘッドリグでは狙い難い状況に強い
・リールを巻くだけで一定層を安定して探ることができる
・浮力を利用し止めて誘うことができる
というのが主な理由だ。
メバルは好奇心強いが飽きっぽい?
メバルは好奇心旺盛な性格の持ち主。シーバスを狙っている時にメバルがヒットすることも珍しくない。シーバスに使用するプラグのサイズは、全長120~140mmと普段メバルに使用するサイズに比べてビックサイズ。その姿に「よく襲ってきたなぁ~!」と感心するばかりだ。
とはいえ、そのサイズのプラグでメバルが連発することは滅多にない。好奇心は強い反面、あまり水中波動の強いルアーには飽きっぽい性格を持っているようだ。メバルをプラグで狙う場合、このメバルの性格を理解しておくのがキモとなる。
あくまでも個人的な見解だが、メバルで使用するプラグはあまり水中波動の大きくないタイプが飽きられず使い易いと考えている。モデルによってF(フローティング)モデル・S(シンキング)モデルに分かれているが、基本的には使用する釣り場の水深とメバルが反応するレンジに合わせてセレクトしている。
シャローエリアでお勧めプラグ
月下美人 漣Z 60F/S(F2.7g S4.1g)
藻場やサーフなどのシャローエリアを狙う場合、1番のヒットポイントは水面直下。藻の中やシモリ付近に潜むメバルは水面付近に注目することが多いためだ。このルアーは通常のミノーでは引けないそんな浅いレンジを一定に、小刻みなタイトウォブリングでアピールするスーパーシャローランナー。
また、スーパースローフローティング設定で、巻くだけでなく止めて漂わせてバイトチャンスを誘発するゼロフローティング釣法を可能にしている。60mmのスリムボディに重心移動システムを搭載し、飛距離を稼いで広い範囲を探ることが可能だ。
湾奥エリアDEお勧めプラグ
月下美人 澪示威40S SOLID(1.8g)
これは以前からほしかった、人気エリアや湾奥エリアでワーム同様に活躍するプラグ。お薦めアクションはデッドスローアクション(ハンドル1回転2秒以上を推奨)。テールの左右へのスイングを抑えたローリングアクションが主体で、その動きから生み出す釣果はエサに匹敵する。
プラグで釣ったことがない女子に渡したところ、ジグ単ワーム感覚で使える手軽さとヒットの多さに、その後ワームに交換して「ワームで釣れる気がしない!」と言わせた実績を持つ。
質量の大きなソリッドボディで、自重からは想像できない抜群の飛距離を持つのも魅力だ。フロロライン直結で使用可能。