暖冬のおかげで快適な釣り日和の3月中旬に、三重県鳥羽市小浜の丸安丸のタイラバ便に乗船した。当日は、サオ頭は7匹で全体では17匹の釣果となり、鳥羽沖のタイラバを堪能した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・稲永繁樹)
丸安丸で鳥羽沖タイラバ釣行
鳥羽市小浜漁港を丸安丸は午前7時に出港。この釣り初体験の祥吾君(中2)にはシンカーの着底が分かるように100gタングステンオモリがいいかもと周囲は気使いしていたが、とにかく釣り場に着いてから大人のアドバイスに従っていこうということで、答志島東の釣り場に向かった。
20分ほどでポイントに到着。この日はやや波があったものの、すぐに祥吾君が大きくサオを曲げた。黙々とリールを巻いていたが、現れたのは肉厚の60cmを超える良型ヒラメであった。
中学生に連続ヒットで本命
周りが激渋のなか、またしても祥吾君にヒット。今度はサオ先をたたく状況から、マダイ間違いなしのようだ。強烈な引きをドラグ調整なしの強引な巻き取りで、60cm超えの尻尾の大きな美形マダイを釣り上げた。
周囲はあぜんとするばかり。中学生恐るべし。ヒットしたネクタイは、いずれも赤色細身のストレートだった。
モスグリーンカラーに連続ヒット
10時を回ったころ、井谷さんが50cmオーバーのマダイを釣り上げ、船中で意気が上がりだした。
息子に先を越されて沈黙していた橋本尚さんと井谷さんにほぼ同時にアタリがあり、上がってきたのは50cm超のマダイ。姿が見ることができてひと安心だった。
この釣り場では定番のモスグリーンのストレートネクタイに替えた井谷さんにならい、交換後私にもアタリがあって塩焼きクラスを立て続けに2匹キャッチ。
やがて海面に黒ノリが漂い、穂先やラインに絡みついて難儀していたが、船長によればマダイはこの黒ノリを食っているとのこと。やはりモスグリーンが正解だった。