薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中

薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中

3月5日、オーナーが薬剤師でコロナ対策も徹底という、ちょっとかわった室内釣り堀「釣物語」へ出掛けた。当日は底釣りでヘラブナとコイを狙い、両本命を手中にすることができた。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・菅野裕基)

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菅野裕基

宮城県在住。淡水小物釣りから投げ釣りまでこなすアングラー。

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

室内釣り堀「釣物語」

3月に入り、宮城県でも春を感じる日が多くなりました。といっても例年ならまだ雪がちらほらと降り続き、釣りをするには厳しい季節。ただ、今年は暖冬の影響なのか、全面結氷するポイントが凍り付かぬままで、春の季節に移りかわりそうです。

ただ、水の中はまだまだ冬で、サカナは低活性であることが想像できます。釣果が欲しかった今回は、室内釣り堀「釣物語」にお邪魔することにしました。

薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中この中が釣り堀に(提供:WEBライター・菅野裕基)

釣り場はウイルス対策バッチリ

3月5日のお昼頃、釣物語へ向かうと、そこには「コロナ対策」の文字が。まさかのクローズか?と思いきや、空間除菌中とのこと。

薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中安心の空間除菌中(提供:WEBライター・菅野裕基)

実は釣物語のオーナー・高橋さんは、県内で薬局を営む現役の薬剤師さんなんです。店内の空間除菌はもちろんのこと、この日は除菌液を無料で400人に配布予定とのこと。マスクやエタノール除菌シートなどの防菌用品が、なかなか手に入らない状況ではとてもうれしいサービスですね。

底釣りでヘラブナとコイを狙う

当日は平日限定の「つりープラン(11時30分から17時まで釣り放題)で夕方までたっぷり楽しむつもりです。レンタルタックルの仕掛けは最初から底付近にタナが合ってはいるのですが、私はヘラブナ釣り用のタナ取りゴムを持参し、さらにしっかりと測ってみます。(タナは基本的に自由。ただし表面釣りは禁止)
エサはウドンとソバ、トウフですが、ウドンだけにしぼり指先に軽く水をつけて練り込みます。最初は固く練り込むよりも水中でバラケるように、若干柔らかめにして打ち込み、まずは魚を寄せるのがポイントです。

エサを打ち込んだら、竿を持つ反対の手で次のエサを丸めておき、テンポよく打ち込みましょう。ちなみに当日はヘラブナとコイが本命です。

金魚連発でエサ&タナ微調整

バラケエサを打つこと数投、ウキに反応が出てきました。ピョコピョコと軽くアタるのは私の経験上、小さい金魚かヤマメだと思われるので、アワせてもまず針掛かりしてくれません。

このアタリを見送って次のツンッという気持ち良いアタリにアワせると、真っ赤な金魚が釣れました。その後は飽きない程度に金魚のオンパレードになり、本来の目的であるヘラブナとコイがなかなかヒットしてくれません。

そこで、ウドンをバラケ気味から少し練り込み、大きさもアズキほどにしてしっかりと針付けし、エサ持ちを良くしてみました。タナもウキを竿先に少しだけズラし、エサが底を這うように設定してチャレンジです。

作戦的中で20cmヘラブナ手中

エサを数投打ち込むと、ウキの動きに徐々に変化が現れます。チクッと入るようなアタリが増えてきました。厳寒期のヘラブナ釣りで見るような、非常に分かりにくく人間が反応できない小さいアタリです。

ウキを凝視して数回のカラツンを経て、手首を返すと乗りました。水中で下に潜るような心地良い引きを堪能します。水面に顔を出したのは、サイズこそ20cmほどですが、立派なヘラブナです。無事に本命を釣ることができて、まずは第一目標クリアです。

もう一つの本命コイも手中

ヘラブナが1尾釣れたので、そこからはもう1つの本命であるコイに集中します。コイも基本、底にあるエサを吸い込むため、タナもズラし気味にしたままアタリを待ちます。

途中、金魚のはっきりとしたアタリに手を出しそうになりますがグッと堪えていると、ウキ全体が水中に消し込まれました。間違いなくコイのアタリでアワせると、竿を伸される力強い引きが伝わってきました。顔を出したのは40cmくらいのコイ。こちらもミッションクリアです。

薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中コイでミッションクリア(提供:WEBライター・菅野裕基)

家族連れでも安心

2つのミッションクリアで気持ちが落ち着き、そこからはのんびりと気楽に釣りすることにしました。そもそも本来はそうして楽しむのが最適な釣り場です。

周りを見ると、まだ小さい子供を連れたファミリー層が目立つようになってきました。オーナーの高橋さんも「平日はいつも少ないけど今日は珍しいね」とのこと。これも新型ウイルスの影響でしょうか。

もちろん初心者の方でもオーナーはじめスタッフのみなさんが優しくていねいにアドバイスしてくれます。魚が釣れたときの子供たちの嬉しそうな笑顔は、見ている私たちまで明るくさせてくれますね。

アタリの頻度でエサに工夫

私の方はアタリがあるうちは小さめのエサ付け、アタリが遠くなったらバラケ気味に大きめのエサを打つ、という作戦で金魚を中心に楽しみました。オレンジと黒のまるでジャイアンツカラーのような金魚や、形はヘラブナだけど色が赤白だったりと様々な魚が登場してくれます。

薬剤師経営だから安心釣行? 室内釣り堀『釣物語』でヘラブナ&コイ手中いろいろな金魚が登場(提供:WEBライター・菅野裕基)

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