2月22日は南南西の風12m。それでもどこかで釣りがしたいと思い、同じクラブメンバーの石田さんと二人で和歌山県白浜町の日置(三倉渡船)へフカセ釣りに行ってきました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・妹尾隆)
日置川の川筋でグレ釣り
ここ日置には、こんな南南西の爆風でもグレ釣りができる日置川の川筋があります。川筋は磯数がそんなに多くないので12~13人ぐらいしか乗れないと思いますが、この時期には40cmオーバーのメタボグレもよく釣れ、良型のイシダイやヒラスズキも食ってくるので楽しめる釣り場です。
この悪天候の中、私たち2人の他に4人の釣り客が準備を始めています。私たちは赤灯台に上がり、石田さんは船着きに。私は灯台を越えた沖側を釣り座としました。
沖の本流で36cmイサギ
足元にまきエサを数杯入れてみますがエサ取りさえ出てこない状態。まきエサを磯際に入れながら仕掛けの準備をします。
当日の仕掛けは、川筋特有の2枚潮に対応するためにBのウキを選び、さしエサを安定させるために重ための仕掛けで始めました。
最初は3ヒロの半遊動仕掛けで流していきましたが、さしエサを触ってくれません。オキアミが無傷で返ってきます。少し沖に狙いをかえ本流へ仕掛けを流していくと、スゥーッとラインを引っ張るようなアタリ。軽くサオを立ててアワせるとグレではない感じです。上がってきたのは36cmほどのイサギ(イサキ)でした。取りあえず今夜のおかず確保です。
2枚潮攻略もサンノジ
続けて同じように流していきますが応答なし。2枚潮もキツくなってきたのでウキを00にかえて下の流れに馴染ませていきます。仕掛けを投入すると00のウキが着水と同時に50cmほど沈んでいきます。どうやら水面から50cmは汽水のようです。
汽水の層を越えるとゆっくりと入っていくので、そのまま仕掛けを深くまで入れていくとひったくるようなアタリ。サオを立ててアワせた瞬間からコンコンとサオをたたきます。なかなかの強い引きで上がってきたのは、やはりサンノジ(ニザダイ)。45cmほどありました。
大物ヒットもラインブレイク
続けてサンノジ・・・またまたサンノジ・・・。3連発に心が折れかけてしまいます 。気を取り直して仕掛けを入れていくと、今度はサオを強烈にひったくられるアタリ。
サオの根元まで曲がるほどの強い引きでグイグイやられて、シモリにラインが当たってプツッ!ウキ止めの上から切られていました。ここの名物イシダイでしょうか?太い仕掛けで狙ってみたいものです。
船着きの石田さんも同じような状況で、波も上がってきたので15時に納竿としました。残念ながら今回はグレの顔を見ることができませんでしたが、この時期日置(川筋)のグレは脂が乗っていて本当においしいと評判です。次こそはおいしいグレを釣りたいものです。
三倉渡船さんを後にして宿泊先で釣ったイサギの炙りをおいしく頂きました。
日置の沖磯に期待
ここ日置(三倉渡船)は、沖磯でも大型グレや底物の魚影が濃く楽しめます。天候によっては夕方まで延長させてくれますので、夕方の時合いを逃さず狙えます。また、夏は半夜釣り、通し釣りもあるので、モンハン釣り師たちにも人気があります。そして、広い大きな磯も多いので、ビギナーの方でも安心して磯釣りができるでしょう。
<妹尾隆/TSURINEWS・WEBライター>