【大阪湾2020年2月】チヌ落とし込み状況 水温高めで状況次第で2ケタも

【大阪湾2020年2月】チヌ落とし込み状況 水温高めで状況次第で2ケタも

この冬は当初の予報通りに暖冬で、大阪湾の水温は10度を切る事なく推移している。その影響もあり、波止のチヌに関しては、大釣りはないもののフカセ釣りとかわらないくらいヘチや落とし込みで、普通に上層でポツポツ、ダラダラ釣れ続けている。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・大田徹)

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堤防釣り 海釣り

10度を切らない海水温

例年、1月後半から2月にかけてが最も水温が下がる時期だ。ひと昔前なら8度、7度と下がっていた。そうなるとチヌも口をあまり使わなくなり、ヘチや落とし込み釣りだけではなく、エサをたっぷり撒くフカセ釣りでもなかなか釣果を上げるのは厳しかったものだ。

そして2月後半から3月にかけて徐々に水温が上がり、10度を超えてきた頃に、潮の大きいタイミングで乗っ込みの群れが波止際に接岸し、爆発的に釣れたものだ。

明確な乗っ込みの爆釣がない

地球温暖化の影響で暖冬傾向のため、水温が下がりきらないのがここ数年の特徴。そのため、厳寒期に入ってもチヌが釣れる続けるため、春の乗っ込みで勢いよく釣れた試しがない。地球温暖化が急に改善されそうもないので、今後も春はこのような感じなのだろう。

2月15日は堺港新波止へ

1月後半は新年会など、2月はフィッシングショーがあり忙しかったので、なかなか釣行できなかったが、2月15日は久々にホームグラウンドの大阪・堺港新波止に釣行した。

朝7時便で新波止のカーブへ上がり、準備をしながらスリットを覗くと…、スリットのマス底にチヌがチラホラと見えている。この日の水温は11~12度の間で安定。今年は今のところ、大阪湾の沖堤防付近は一番低くても11度前後なので、今後の天気、気温を考えてもしばらくの間はこれ以上、下がる事もないだろう。

【大阪湾2020年2月】チヌ落とし込み状況 水温高めで状況次第で2ケタもマスの中にはチヌが見えた(提供:WEBライター・大田徹)

エサは地エビとパイプ虫

当日、エサは地エビとパイプ虫を準備した。潮周りは小潮で朝11時前に満潮、そこからは下がる一方で期待の夕マズメはド干潮…。まずは朝の満潮前後に期待したいので、食い込みの良い地エビでチヌが見えているスリットの柱周りを狙った。

【大阪湾2020年2月】チヌ落とし込み状況 水温高めで状況次第で2ケタもメインエサは地エビとパイプ虫(提供:WEBライター・大田徹)

一気に吸い込むのだろう、手元に「カツン!」とくる地エビのアタリは心地良い。昼前までに6回ほどアタリを貰い、3回掛けたが2尾は外れてしまい1尾の釣果。しかも小さい。スリットに見えているチヌもなぜか小型が多かった。

午後からパイプ虫で44cmも

満潮の潮止まりでアタリも遠のいたのでランチタイム。午後からはエサをパイプ虫にかえて狙ってみた。同じ様にポツリポツリとアタリがあり、43cmを頭に2尾追加。17時の迎え便前には潮も下げきって、アタリもほぼなくなってきたので納竿とした。

【大阪湾2020年2月】チヌ落とし込み状況 水温高めで状況次第で2ケタも何とかチヌをゲット(提供:WEBライター・大田徹)

食ってきたチヌのサイズが小さかったためか、フッキング率が悪く3尾の釣果だったが、アタリの数は10回以上あったのでこの時期にしては上出来だ。

状況次第では2ケタ期待

前述のように水温はこれ以上極端に下がる事はなさそうなので、潮周りや風向きによる波気、濁り具合では2ケタくらい釣れそうな感じだ。

エサもこの日は地エビとパイプ虫を使ったが、他には岩ガニ、アオコガネなどが有効。万が一上層に浮いている事があれば、フジツボでもOK。地球環境の変化で、いいのか悪いのか分からないが、上層で釣れるのでぜひヘチや落とし込みで狙ってみてほしい。

<大田徹/TSURINEWS・WEBライター>

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