波止ワインドゲームで89cmタチウオ ワーム棒引きで低活性を攻略

波止ワインドゲームで89cmタチウオ ワーム棒引きで低活性を攻略

1月16日の早朝、ワインドでタチウオを狙おうと思い、和歌山の紀の川河口にある青岸へ釣行した。いよいよ厳しい季節に突入し、アタリはわずか1回だったが、その貴重なアタリをものにして89cmの良型タチウオを仕留めることができたので、リポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷口墨人)

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ショア ソルトルアー

紀ノ川河口の青岸でタチウオ狙い

和歌山県紀ノ川河口の青岸では、1月に入ってもタチウオが釣れ続いている。年末から年始にかけてタチウオの群れが接岸し、メータークラスまでが数釣れていた。その後、低気圧がやってきて海が荒れたため、タチウオの群れは沖に散ってしまった。ところが、数は減ったものの、まだ居付きのタチウオが残っているとのことだったのだ。

当日、青岸の埋め立て地の駐車スペースに到着したのは、午前4時すぎだった。潮は下げていて、前日に降っていた雨は上がり、北東の風が吹いている。冷え込んできたのでカイロを貼り、ジャンパーを着込む。さっそくタックルを持って、青岸の波止を白灯台がある先端まで歩いていく。

波止ワインドゲームで89cmタチウオ ワーム棒引きで低活性を攻略青岸の白灯台波止(提供:WEBライター・谷口墨人)

途中、好ポイントのカーブ付近の河口向きでは、ワインドのルアーマンが早くもロッドを振っていた。白灯台がある波止の先端の沖向きには、タチウオ狙いの電気ウキが浮いているので、手前の沖向きのテトラ帯にエントリーし、タックルをセットする。

低活性を意識しスローワインドで

21gのジグヘッドに、パワーシャッド5inch(パールホワイト)の頭をカットしてから装着。ジグヘッドの上には、ケミホタル50をセットした。海水温が下がってきて、ルアーの速い動きにタチウオがついていけないので、ゆっくりとしたスローワインドで狙ってみた。

投入後、ボトムを取ってからゆっくりとシャクり始め、タチウオの泳遊層を探っていく。しばらくシャクりながら探っていったが、一向にバイトがない。海水温が下がってきて、ベイトも減ってきて厳しそうだ。魚がいなければ、何も居ないプールにルアーを投入するのと同じことだ。

タチウオの回遊を信じてキャストを続けた。しかし、6時を過ぎ夜が明けてきた。ワインドでは夜が明けてもタチウオがバイトする時があるので、諦めずにキャストを続ける。

棒引きにグーンと本命

ノーアクションのスローの棒引きでも、ワームのテールのブルブルとした動きに反応する時があるので、中層をスローの棒引きで引いてやると、グーンとバイト。やっときたと思いながら大きくアワせると、ロッドの先にグーッと重量感が乗る。リールを巻いて寄せにかかると、グングンと引きが伝わってくる。数回の引きを味わい、海面にタチウオが浮上してきた。ゆっくりと抜き上げたのが、89cmのタチウオだった。

波止ワインドゲームで89cmタチウオ ワーム棒引きで低活性を攻略仕留めたタチウオ(提供:WEBライター・谷口墨人)

その後も、キャストを繰り返したがバイトはなく、午前7時すぎに納竿とした。冬場のタチウオは食いが浅いので、1回のバイトを確実にヒットにつなげられて、ラッキーだった。

青岸では、例年5月に入ると新しい群れが接岸し、春タチウオのシーズンに入る。それまでの期間も数は少ないものの居付きのタチウオが狙えるが、ムラがあり、ボウズ覚悟の釣りになる。しかし、冬場に釣れるタチウオは脂が乗っていて、とても美味で魅力的なターゲットだ。

<谷口墨人/TSURINEWS・WEBライター>

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青岸