磯フカセ釣りで43cm頭にメジナ&クロダイの好釣果【千葉・西川名】

磯フカセ釣りで43cm頭にメジナ&クロダイの好釣果【千葉・西川名】

12月1日(日)、メジナの好釣果が続く南房の西川名に、朝マヅメ狙いのフカセ釣りに出かけた。43cmを頭にメジナ&クロダイの釣果に恵まれた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)

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西川名の地磯でフカセ釣り

天気予報は晴れ、風は弱く絶好の釣り日和。潮回りは中潮で、館山地区は8時30分に151cmで満潮になる予定。4時ごろに南房方面に到着して何カ所か釣り場の様子を見ていると、波が少し高い。まだ薄暗いので無理をしないで安全な場所を探す。

西川名にあるイケバ大島裏の地磯が、波と潮位の感じがよさそうなのでフカセ釣りの身支度。

磯フカセ釣りで43cm頭にメジナ&クロダイの好釣果【千葉・西川名】タックル図(提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)

駐車スペースから10分程度で釣り場に到着。北東風が少し吹いている様子だが、釣りには支障がない。さっそく、コマセと仕掛けを準備。前者はオキアミ3kgに対してマルキユーの「爆寄せグレ」を1袋加える。付けエサには生オキアミを使用。

コマセまくも付けエサ取られず

正面に大きな磯があってウネリの心配は無いが周囲からサラシが複雑に出ていて難しそう。この場所は、干潮時は底まで見えるほど浅いが、マヅメに満潮が重なると実績がある。浅いのでタナは1.5ヒロ程度の半遊動仕掛けで狙うことに。

磯フカセ釣りで43cm頭にメジナ&クロダイの好釣果【千葉・西川名】イケバ大島裏の地磯の様子(提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)

コマセをまくが、付けエのオキアミは、そのまま残ってくる。「コマセが効いてくればチャンスはある」と思いながら、辛抱強く待っているが一向にアタリはなく、付けエは全く取られない。

サラシの合流点で30cm口太メジナ

サラシが周囲から複雑に出ているので仕掛けがなかなか安定しない。やがて日の出を迎えると周囲が明るくなりウキが見えるようになってきたので、自重があるウキに変更。

少し遠投して複雑なサラシが合流している場所をダイレクトに狙う。するとウキは安定して流れている。良型が期待できそうなのでコマセをウキの周囲にまきながら狙っていると、ウキがスルスルと消えていく。ひと呼吸おいてからアワせると30cm程度の奇麗な口太メジナが釣れた。大切にキープして次を狙う。

43cm良型メジナ登場

コマセが効いてきたのか、再度、ウキがアタリを捉えて30~38cmの同じ魚を数尾追加。しかし、潮位が上がってくると波の影響でウキが上下に動いてしまう。

遊動幅を少し広くして、ウキの浮力をG2から3Bに変更。仕掛けが安定するように狙うと、ウキが静かに沈んでいったので、アワせる。重量感ある竿絞りに良型を期待。水深は浅いのでグングンと沖に疾走するが慎重に魚との距離を詰めていき、何度も下に潜るのをしのぐと良型口太だ。慎重にタモに誘導すると無事に収まり、安堵する。検量すると43cm。

磯フカセ釣りで43cm頭にメジナ&クロダイの好釣果【千葉・西川名】良型を手に笑顔(提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)

42cmクロダイも

さらなる良型を目指してコマセをまくペースを上げる。その直後、海面から少し下を漂っていたウキが一気に沈み根に向かって走りだし、竿は大きく絞り込まれる。スピードは無いが、重量感があるので良型を確信。仕掛けが細いので、慎重に竿を操作して足下のハエ根をかわして浅瀬に誘導してみると、良型のクロダイ。足場に来ても何度も走る。無事、タモ入れに成功したのは42cmだ。

満潮を過ぎたころからエサ取りのフグが多数寄ってきてしまい付けエが残らないので9時に足場を洗い流して納竿した。

<週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
西川名港周辺
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年12月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。