陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきに

陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきに

釣り師なら一度はかかるカワハギ病。もちろん私も例外ではなく、その病歴は20年以上になる。そのカワハギ病に仲間の川中さんが感染したらしい。乗合船で苦戦しているようなので、それならばと、手軽な陸っぱりを提案してみた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

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敦賀新港で陸っぱりカワハギ

そんな訳で、10月27日に向かった先は福井県敦賀新港の海釣り公園。絶えることなくコマセがまかれる人気の場所だけあって魚影は濃く、カワハギもその例外ではない。午前8時ごろに到着すると、駐車場はほぼ満車。運良く1台分空いていたので、準備を整えて釣り場へと向かう。

ちょうど帰り支度をしていた先行者に場所を譲ってもらい、胴つき3本バリ仕掛けで投入。エサはアオイソメとエビのむき身を使用した。

ところが、いつもならすぐ出るアタリが、この日は出ない。しばらく待つと小さなアタリが出始めたが、エサが残ってくるところを見ると、カワハギではなさそうだ。

1時間ほど粘ったが、釣れたのは小ダイと小さなヨコスジフエダイ。どこかにいるはずだが、満員の岸壁を探り歩くのはさすがに無理。そこで、越前方面に移動する。

陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきに当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

ゲストに混じりカワハギ登場

その道中でまさかの雨。漁港の岸壁に車を横づけして、足元を探ってみたが反応は得られず、仕方なく雨具を羽織って防波堤まで歩く。

水深は足元で3~4m。仕掛けはそのままで、オモリだけ10号から5号に変更して投入すると即座にアタリが出た。上がってきたのは18cmほどのカワハギ。続けて23cmの良型も顔を出した。

それを見てヒートアップしたのは、川中さんと娘さんのみつきちゃんだ。だが、水中には他の魚も群れているようで、2人にヒットするのはゲストばかり。

陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきにカレイもヒット(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

カワハギのアタリはゲストと比べて小さく、気づかないうちにエサを取られてしまう。シェイクで焦らして止めた瞬間に食わせたり、ゆっくり仕掛けを持ち上げながらモタレのアタリを取ったり、いろいろな方法もあるにはある。だが、アドバイスできるのはここまでだ。

陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきにウマヅラハギも混じった(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

その先は、その時の状況次第。明確なアタリが出てからでは手遅れということもあれば、待った方がいい場面もある。アワセのタイミングは、海中をイメージして慣れるより他にない。

当日最長寸の24cmカワハギ登場

雨脚は次第に強まり風も出てきたが、そんなことなど気にもせず、真剣にサオ先を見詰める2人。その時、みつきちゃんのサオが曲がった。水面に浮かんだのは20cm級の本命。これでコツをつかんだのか、立て続けにもう1匹追加した。

初挑戦の娘に先を越された川中さんに焦りの表情が見え、ズバッとアワセを入れると姿を見せたのは、小さなアオハタと小ダイのダブル。珍しい組み合わせだ。

陸っぱりカワハギ釣りで24cm頭に本命8匹 ゲーム性が病みつきにアオナ、小ダイのダブル(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

雨は2時間ほどで上がり、少し日も差してきた。ここで、みつきちゃんに当日最大となる24cmがヒット。水面を見ると15cmほどのウマヅラハギが中層で群れており、タナを合わせると一発で飛びついてきた。

苦戦していた川中さんも見事にキャッチ。しばらくウマヅラと戯れ、日が傾いて食いが渋くなったところで終了とした。

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