9月中旬の下げ潮の時間帯に三重県桑名市の木曽川へ向かった。前週の木曽川はシーバスの活性が高く、良型のシーバスが釣れた。今年はクロダイが少なく、シーバスの当たり年のように感じる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・高畑光邦)
初日は早々に40cmセイゴ
9月17日、現地に着くと、岸際でボイルが多数。すぐに準備をして、早速キャストをした。すると、すぐにヒットした。釣れたのは40cmのセイゴだ。
その後もキャストをするたびに同サイズのセイゴが連続ヒットしてくる。セイゴの数釣りを堪能し、この日は大満足で帰宅した。
2日目はウェーディングで
翌日の18日も、前夜の連続バイトに心が引かれ、再び木曽川へ向かった。自宅で準備していると、嫁から「また行くの?」とあきれられたが、釣りが大好きなことを分かっている嫁は、最後に気をつけてねと送り出してくれた。
現地に着いて河川を見ると、前夜いたたくさんのベイトが全くいない。岸際はダメだと判断し、ゆっくりウェーディングしていく。
ここでなぜゆっくりと浸かっていくのかを説明したいと思う。岸際の水位は80cmぐらいだが、足首ぐらいまでは泥で埋まっている。ここで泥で足を取られ転倒したら、浅くても溺れてしまうため泥の上を滑らすように足を運びながら、ゆっくり進むわけだ。
もう1つの注意したいことがある。それはエイに刺されないようにすり足でゆっくり進むこと。ウェーディングする際は注意して浸かっていただきたい。
潮が緩くなりセイゴ&マゴチ
いつもの立ち位置へ浸かっていくと、いつものようにキャストを繰り返すが、全く魚の反応がない。今回はかなり潮の流れが速かったのが原因だろう。
ようやく、緩やかな流れになり、ルアーを底に当てられるようになった。すると、すぐに魚から反応があった。釣れたのは40cmぐらいのセイゴ。しばらくすると、40cmのマゴチが釣れた。
ここで潮止まりになり納竿。木曽川は流れが緩やかな方が釣果が出て、私は好きだ。
3日目にビックマゴチ手中!
そして20日、今度こそは大物を釣りたいと、深夜に木曽川へ向かった。誰もいない木曽川は静かだ。今回もベイトがおらず流れも速い。沖で勝負するしかないため、ウエーディングする。ゆっくり進みながら沖へと移動する。
しばらくすると、小さなベイトの群れがいる場所を発見した。流れが速いなか、緩やかな流れになっている場所にベイトの群れがいた。
その周辺にルアーをキャストする。底に当てながら、ゆっくりルアーをリトリーブ。するとガン!と強烈なバイトが出た。
アワセを入れるとロッドが弧を描く。慎重に手前まで寄せてくる。ライトを照らすと、ワニみたいな顔をしたビッグマゴチが姿を現した。
無事にランディングに成功。木曽川の魚はやはり大きいと、あらためて感じた釣行となった。
<週刊つりニュース中部版 APC・高畑光邦/TSURINEWS編>