6月に堀の工事を終えたばかりで、今シーズンのハゼ釣りは厳しいとされていた東京都中央区にある佃堀に8月25日(日)、ハゼの様子を見に出かけた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
佃堀でハゼ探し
6時30分すぎ、堀のシンボルになっている赤い佃小橋に到着。引き潮で水位が低いが濁りが入っている。
釣り人の姿がある森稲荷神社側で魚影を探して歩くと、ヘチの石積み護岸の斜面に大小の魚がびっちりと折り重なるようにへばりついているのが確認できる。魚が戻ってきたようで期待に胸がふくらむ。
当日のタックル&仕掛け
さっそく、ヘチの魚を狙ってみることにした。
タックルは1.8mのノベ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結び、ハリは白ハエヤマベ3号、ハリスは0.4号5cmをチチワでミチイトに接続。ウキは軸付きセル玉8 mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを3個付けて全てのウキがゆっくりと沈むように板オモリで浮力を調整。
また、ポイントの水深に応じてトップのウキが水面下5cmにあるようにウキ下を調整する。エサは生食用のホタテの貝柱を2~3 mmぐらいにちぎりチョン掛けにして使用。
8cmのキレイなマハゼがヒット
ウキ下を40cmに取り、群れの近くの護岸の斜面にエサを止めて様子を見る。反応がイマイチなのでウキを上下してエサを躍らせて誘いをかける。すると、スーッと横に引かれる。何回か空振りした後、プルッ、プルッときてハリ掛かり。
水底から弧を描きながら躍り出た魚は8cmのきれいなマハゼ。この魚を3尾連釣できたが、その後はアタリが散発的で魚が見える割には数が伸びない。
30分粘ってやっとツ抜け。やはり、干潮時の止水状態は活性が低く、食いがイマイチなようだ。
潮上がり始めで活性もアップ
やがて潮が上がり始めると、へばりついていた魚が散り始め、振り込むと活発にエサを追うようになった。ナジむ途中のウキを勢いよく消し込むアタリを取ればグリッ、グリッときて12cmの良型が登場。
続けて同様のアタリがひん繁にでて8cm前後をメインに時折、10cm級の良型も交じってコンスタントに釣れ続きエサ付けが忙しいほど。いつの間にか釣り人の姿が多くなり、両岸には竿の放列ができていた。