ヘラブナ釣り初心者入門 放流のある『野釣り場』デビュー(第4回)

ヘラブナ釣り初心者入門 放流のある『野釣り場』デビュー(第4回)

同じヘラブナという魚を狙うにも、多種多様な狙い方があるヘラブナ釣り。狙い方の違いは楽しみ方の違いに直結する。今回は自然の中でゆったりとできる野釣り。その中でも定期的にヘラブナが放流されている、野釣り場での釣りを解説できればと思う。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・土屋直人)

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土屋 ナオト

4歳の時に祖父に連れられ近くの池で鯉釣りをしたのがきっかけで釣りが好きになり、その頃から毎週の様に釣りに連れられ、小学1年の時にへらぶな釣りの釣り人がカッコ良く見え、地元の池のおじさん達に教えてもらいへらぶな釣りに没頭し始める。今は管理池から野釣りの大型狙いまで詩季織々の釣りを楽しんでいる。今後の目標は『へらぶな釣りの楽しさを伝えていける釣り人になる』

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

『野釣り』とは

ヘラブナ釣り初心者入門 放流のある『野釣り場』デビュー(第4回)野釣りへ行こう(提供:WEBライター・土屋直人)

ヘラブナ釣りにおいて野釣りとは、池や川、ダムといった場所での釣りを指し、管理池での釣りとはまた違った趣があって人気がある。ただ、「足場が悪く、なかなか釣れない。」というイメージから敬遠される方がいるのも事実だ。

しかし、実際に行ってみれば足場がいい釣り場、釣果的にも安定している釣り場が多くある。特に定期的にヘラブナが放流されている野釣り場は、管理釣り場と野釣りのいいとこどりで楽しめる。

放流のある野釣り場のメリット

定期的にヘラブナが放流されていて、魚影が濃い野釣り場のメリットを紹介しよう。

1.釣果が安定している

漁協や釣具店などで定期的に放流されているため、野釣りのイメージでありがちなボウズになりやすいというリスクが低い。

2.気軽に釣行できる釣り場が多い

定期的に放流されている釣り場は比較的アクセスしやすく、足場がいい釣り場が多い。管理池に釣行する道具にヘラ台を加えるだけのイメージだ。

3.大型のチャンスもある

湖やダムなどの野釣り場は水深があり、ヘラが大型になる要素が多いので、タイミング次第では大型が釣れるチャンスがある。

ヘラブナ釣り初心者入門 放流のある『野釣り場』デビュー(第4回)大型ヘラのチャンスも(提供:WEBライター・土屋直人)

放流のある野釣り場とポイント

関西では「布目ダム」、「津風呂湖」、「白川ダム」、「大杉ダム」が定期的にヘラブナが放流されている釣り場になる。

そして、ある程度水深があり、水通しのいい岬の先端が好ポイントになる。いわゆる回遊する場所がポイントだ。あとは普段からエサ打ちされているポイントも好ポイントだ。

釣り方

定期的に放流されている釣り場では管理池同様にダンゴエサ(麩エサ)に対する反応がよく、管理池に近い釣りの内容になってくる。基本的にはそこまで細かいセッティングをしなくても釣れるイメージ。

ヘラブナ釣り初心者入門 放流のある『野釣り場』デビュー(第4回)気持ちいい引きを楽しもう(提供:WEBライター・土屋直人)

底釣りで釣るにはやはり野釣り場という点でコイやマブナも居て、底も綺麗な状態ではないことが多いので、基本的には乗っ込みの浅場狙い以外は宙釣りになる。

活性を見極めるために両ダンゴの宙釣り(タナ1.5m前後)から入り、キメアタリが出なければ活性が低いと判断し、上バリにバラケエサ、下バリに固形エサを付けたセット釣りに変更する。

関西の釣り場において私は、サオの長さは18尺で入り、活性が高ければ15尺、13尺と短くしていくことが多い。

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