7月2日(火)、東京湾川崎のつり幸からシロギス狙いで釣行した。胴付き仕掛け2本で入れ食い、100尾近い釣果の人も。釣行後はシロギスのしゃぶしゃぶを堪能。レシピあり。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 藤澤一弘)
つり幸でシロギス狙い
前日夜の天気予報は雨。ぎりぎりまで迷っていたが、朝起きると天候は良好だったので、自宅から近い同宿に向かうことにする。
予約をしていなかったので「シロギスが出船しない場合は、LTアジ船に乗ろう」と、両方の準備をしておいたが心配無用だった。平日にも関わらず、10人以上のシロギスファンが待機している。
胴付き2本針で開始
6時50分に出船すると「内房・木更津沖まで走ります」のアナウンス。ゴールデンウイークに同沖へ釣行したときは好釣果だったので、今回も期待に胸は高まる。
左手にアクアラインと海ほたるが見えてくる。風はなくナギで、ますますの期待感。
40分ほどでポイントに到着する。開始の合図で仕掛けを投入。前日はシケていたため、底荒れによる濁りが予想される。
アピール力が強い胴突き2本バリを置き竿に、もう1本は天ビン仕掛けのチョイ投げにして様子を探る。
胴突きの船下狙いで連発
胴突き仕掛けが着底したのを確認してすぐ、本命特有の小気味いいアタリで15cmをゲット。エサを付け替えて、ふたたび船下に落とすと、また着底と同時にアタリ。同サイズがダブルで掛かった。
予想以上の好展開に、チョイ投げをやる暇がないほどの忙しさ。これには自然とほおがゆるむ。
ちょい投げも胴突きへ
落ち着いたところで胴突き仕掛けは置き竿にして、チョイ投げを開始。しかし、アタリがでるのは胴突きだけ。「予想以上に底荒れしているのか、シロギスが浮いているのか、どちらかだろう」と考え、チョイ投げ仕掛けも胴突き2本バリに変更する。すると、これが正解。どちらの竿も入れ食いになり、なんとも楽しい時間が流れる。
当日の釣果は
福井・若狭湾や愛知・伊勢湾では、底ベタのゆっくりな誘いが有効だ。しかし、こちらでは浮かせ気味で速めの誘いが有効なケースは多い。とくに船下を探るときは、カワハギ釣りのようなアクティブな誘いをかけることがある。「中部と関東ではまったく違う魚なのだろうか?」と疑ってしまうほどだ。
10時半に干潮の潮止まりを迎える。時間配分を考えると「この食いのよさは後半止まるだろう」と読んで、手返し重視で誘っていく。しかし、予想はいいほうに外れて、終了時間までフィーバーが止まることはなかった。
釣果は12~22cmが75尾。ほかの人もよく釣れており、隣の人は96尾で竿頭。
5月初旬まではパッとしなかった東京湾だが、連日好釣果が続いている。しばらくは数釣りが楽しめそうだ。
絶品シロギスのしゃぶしゃぶ
シロギスはアフターフィッシングが楽しみのひとつ。帰宅後の食卓でも心が躍る。定番の天ぷら、刺し身に昆布〆もいい。
私が今もっともハマッているのは「しゃぶしゃぶ」。
①20cm以下のやや小さいものを用意
②ウロコを落として三枚おろしに。皮は引かずに食感を楽しむ。
③できるだけ薄く斜め切りにした白ネギ、水菜、えのき、しめじを付け合せる
④薬味は小口切りの小ネギ、もみじおろし
これらをコンブだしにくぐらせて、ポン酢で食べる。2歳の息子のはしが止まらぬおいしさだ。
<週刊つりニュース関東版 藤澤一弘/TSURINEWS編>
つり幸