初夏のきざしが見え始めた5月8日、滋賀県長浜市大浦のファイブオーシャンマリーナから出船しているダブハンド・Fに乗船し、ビワマスのレイクトローリングを取材した。
ビワマス狙いレイクトローリング
午前6時すぎに出船。当日のメンバー渡船屋たにぐちの谷口船長ら5人だ。
20分ほど走って最初のポイントに到着。
場所は竹生島を北西に臨むびわ町の沖で、ここから米原沖に向かってトローリングで探っていく。藤本船長がタックルのセッティングを行い、ロッド6本出しでゲームスタート。
5人に対しロッドは6本だが、各々タナやルアーの設定が異なるため、「どれがだれのロッド」ではなく、「1匹釣れたら交代」のルールでメンバーは釣りを行った。
食べ頃サイズの40cm超から
ボートを微速で走らせると、いきなりアタリが出てヒット。まずは1番手の吉岡さん。取り込んだのは40cm超の食べごろサイズで、順調なスタートだ。
ルアーを再投入すると即座にヒット。続いて、むさし丸Ⅵの溝口船長が同じく40cmアップをキャッチした。
ゲームはそのままラッシュに突入し、あっという間に釣る番のローテーションは一巡。しかも上がるサイズは40cm台の立派なやつばかりだった。
神業のスプーン選択
しばらく快進撃が続いたが、10数匹釣ったところで、いったん食いが止んだ。すぐに藤本船長がタナの変更やルアー交換を行う。藤本船長のケースには星の数ほどの専用スプーンが用意されており、状況を見極めこの中から当たりルアーを導き出す。
ルアーをチェンジすると即ヒット。
まるで予言者のようにビワマスの食性を当て、ヒットに持ち込んだ。
この鮮やかな仕事ぶりに「まさに神業ですね!」と藤本船長に声をかけると、「それでも自然相手だから迷走することはあります。」とのこと。船長の人柄を感じさせる言葉だ。
その後、何匹か追加した後、アタリがなくなったので、船は大きく南に移動。竹島の西から南を探った。
ビワマス連発!
ポイントを変わってすぐ、全ての仕掛けの投入が完了する間もなく、速攻でビワマスがヒット。
タナもルアーもいきなり的中しているのがすごい。藤本船長のマネージメントはやっぱり神業だ…。
この後、私は午後から取材の予定があったため、藤本船長と谷口さんらの協力で船はいったんマリーナに戻り、私を降ろして午後からのゲームに再び出船した。