2月末、神奈川県開成町にある管理釣り場『開成水辺フォレストスプリングス』にエリアトラウト釣行をした。
息子とイベントに参加
小学1年の息子と同行で、親子だと一日¥6,000なのでリーズナブル。
プレッシャーの高さが予想される週末釣行は初めて。オープン前の6時30分には、すでにずらりと釣り人が並んでいる。7時に受け付けが始まり、料金を支払ってポンドに行くと、ルアーメーカーがビッグフィッシュチャレンジというイベントを行っている。
さっそく参加することにした。規定時間内に釣れたトラウトの大きさを競うもの。大きさ勝負なので、子どもにもチャンスがあるかもしれない。
大会の順位はふるわずも
息子は、子ども&女性専用のセカンドポンドで開始。その様子を見ながら私は近くのサードポンドで竿を出す。息子はまだ、一人でランディングできないので、ヒットしたらすくいに行くパターン。
セニョールトルネードやスプーンでチェイスするのを見て楽しんだり、ヒット、チップ、ラインブレイクなどさまざまな反応がある。
規定の11時までに30~36.5cmを4尾揃えて、大きいほうの3尾をウェイインした。結果発表が行われ、優勝は50cm台を上げた山下さん。チョコバナナカラーでヒットしたとのこと。
順位は下だったが、息子は賞品がもらえて喜んでいた。
知人からレクチャー
昼になると、セカンドポンドにも人が多くなり、さらにプレッシャーが高い状況。暖かく気持ちはいいが、なかなか取り込むまでに至らない。
苦戦しているところに、ちょうどルアーメーカースタッフの知人(蘆原さん)がいて、厳しいなかでもバンバン掛けていたので、釣り方のコツを教えてもらった。
①回遊を意識する
8000㎡あるファーストポンドと、サードポンドは、とても広いので魚は回遊している。ルートはその日によって異なるし、移動スピードも状況ごとに変わってくる。回遊してくるタイミングを視認し、見計らってキャストするほうが効率的。もしくは、ひたすら投げ続けて回遊まで待つこと。
群れのどこに投げるかも大事なところ。群れの手前や中心ではなく、やや沖側を狙うといい。沖めにいる魚のほうが活性が高いことが多い。
といって、群れよりもかなり離れたところからルアーを引くと、見える時間が長過ぎて、見切られることがあるので、2~3回巻いたら群れに当たる程度のやや沖めから引くのがベスト。「群れのちょい先」「ルアーを見せすぎない」ことが肝要。
②着水前後の動作が重要
前述の点を具体的におこなおうとすると、着水前後の動作が大切になる。着水から2~3回巻いたところで活性の高い個体にルアーをアピールするためには、イトフケがない状態にしたい。そのためにラインメンディングしてポイントに投げ入れるといい。
着水直前にリールのベールを倒してラインが張った状態で着水して巻き始める。こうすると着水直後にアタリがあっても、アタリが分かりやすいし、これをやるかやらないかで、アタリがでる回数は激変する。
③やる気スイッチを入れる
魚が手前までルアーを追ってきたのに、そっぽを向いてしまうことは多々ある。こういう場合、速度を遅めたらヒットしそうなものだが、それは逆効果。
追ってきている速度よりも速めることで、魚のやる気のスイッチが入ることがある。
そういう活性のある魚を狙ったほうがフッキング率が高い面がある。
速度に変化をつけることや、ミノーのように深く潜らせてから巻きを止めて、フワフワと浮き上がる動きを演出することで、魚の活性を上げるのは、とても効果的な手法。
今度、出かけるときはこれらを意識してチャレンジしたい。
<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>